Users Guide
connect com2 は -h オプションもサポートしています。このオプションはテキストコンソールに最後に書き込まれた文字の履歴を表示します。履歴バッファのデフォルト(最大)サイズは、8192 文字
です。次のコマンドを使ってこの値を小さくすることもできます。
racadm config -g cfgSerial -o cfgSerialHistorySize <番号>
connect -h com2 コマンドは、キーボードからの入力やシリアルポートからの新しい文字を待たずに、シリアル履歴バッファの内容を表示します。
シリアル /telnet のコマンドリストの表示
シリアル /telnet のコマンドリストをすべて表示するには、helpと入力します。ご使用のシステムまたはインタフェースで対応されていないコマンドは、そのように表示されます。たとえば、指定のコマン
ドがシステムで対応されていない場合、コマンドの隣に次のようなテキストが表示されます。
<NOT SUPPORTED>
ご使用のシステムで対応されていないコマンドを入力しようとすると、以下のようなエラーが表示されます。
setsvctag: Firmware: UNSUPPORTED COMMAND
表 8-1に、シリアル /Telnetコマンドの一覧を示します。これらのコマンドはracadm コマンドとしてもサポートされています。シリアル /Telnet コマンドに必要な構文などの説明とマニュアルページの
情報は、racadm コマンドと同様です。シリアル /Telnet コマンドは racadm コマンドではないので、シリアル /Telnet コマンドを入力する前に racadm と入力する必要はありません。これらは
同じレベルにあります。各 racadm コマンドに必要な構文の詳細については、「racadm サブコマンド Man ページ」を参照してください。
表 8-1. シリアル /telnet コマンド
racadm CLI の使い方
racadm CLI コマンドは、シリアルまたは telnet コンソールコマンドプロンプト、または通常の DOS または Linux コマンドプロンプトから、ローカルまたはリモートで実行することができます。
DRAC 4 プロパティの設定、リモート管理タスクの実行、またはクラッシュしたシステムの回復などの操作を行うには、racadm コマンドを使用します。表 8-2 には、racadm CLI に入力できる
racadm コマンドをリストしています。
メモ: クライアントターミナルのターミナルエミュレーションの種類(ANSI または VT100)は、-h オプションを使う場合、サーバーシリアルポート出力の種類と一致している必要があります。一
致していないと、出力が文字化けすることがあります。また、クライアントターミナルの列数と行数を 25 に設定する必要があります。
コマンド
説明
help
DRAC 4 コマンドをリスト表示します。
help <サブコマンド>
指定されたサブコマンドの使用法ステートメントをリスト表示します。
logout
DRAC 4 セッションからログアウトし、新しいログをプロンプトに表示します。
quit
DRAC 4 セッションからログアウトし、新しいログをプロンプトに表示します。
exit
DRAC 4 セッションからログアウトし、新しいログをプロンプトに表示します。
getsysinfo
一般の DRAC 4 とシステム情報を表示します。
serveraction
安全なハードサーバーリセット、電力投入, 電源オフ、または電力サイクルを実行します。
getraclog
DRAC 4 ログエントリを表示します。
clrraclog
DRAC 4 ログエントリをクリアします。
gettracelog
Trace ログエントリを表示します。
getsel
システムイベントログ エントリを表示します。
clrsel
システムイベントログエントリをクリアします。
connect com1 または connect com2
DRAC 4 をシステムシリアルポートに接続します。
racadm
DRAC 4 のコマンドラインの状態と設定ユーティリティ。