Users Guide
表 7-2 仮想メディアの使い方:よくあるお問い合わせ( FAQ)
質問
回答
システムをブートすると、POST 中に次のメッセージが表示
されます。
ドライブ番号: 0 仮想デバイスの検知に失敗しまし
た。
ドライブ番号: 1 仮想デバイスの検知に失敗しまし
た。
l Dell 仮想メディアデバイスが無効になっている可能性があります。デバイスの設定を確認するには、次のコマンドを入力しま
す。
l racadm getconfig -g cfgRacVirtual
l cfgVirMediaDisable オブジェクトが 0(有効)に設定されていることを確認します。
l 仮想メディア機能を有効にするには、cfgVirMediaDisable オブジェクトを変更します。racadm config コマンドを使ってオ
ブジェクトをリセットし、その後システムを再起動します。
仮想メディアデバイスがドライブ文字 C として表示されま
す。この問題はスクリプトに影響します。どうやってドライブ
文字を変更しますか?
デフォルトでは、Dell 仮想メディアフロッピーデバイスは Windows システムにはディスクドライブデバイスとして認識されます。この
種のデバイスは Windows ではドライブ文字がアルファベット順で C より後の文字で列挙されます。Dell 仮想メディアフロッピーデバ
イスは、racadm コマンドを使用すると、スーパーフロッピードライブとして認識されるように設定できます。仮想メディアデバイスを設定し
た後、システムのインストール時またはドライブの最初の検出時に、オペレーティングシステムは仮想フロッピーデバイスにドライブ文字
A または B を割り当てます。
Dell 仮想メディアフロッピーデバイスをスーパーフロッピーデバイスとして設定するには、次の手順に従います。
1. 次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgRacVirtual -o cfgFloppyEmulation 1
2. システムを再起動します。
仮想フロッピーデバイスがスーパーフロッピーデバイスを列
挙するように修正して、システムを再起動しました。再起動
後、ドライブ文字が変更されませんでした。
Dell 仮想メディアのドライブ文字の列挙は、オペレーティングシステムが最初にインストールされるときか、DRAC 4 IDE コントローラ
が削除されて Microsoft Windows のデバイスマネージャによって再スキャンされるときに割り当てられます。
仮想フロッピメディアにアクセスする場合、時々 Windows
のファイルエクスプローラが、タイトルバーに「応答なし」のメ
ッセージを表示する一方、フロッピーがアクセスされているこ
とを示すフロッピーライトはついています。原因は何ですか?
1.44 フロッピにアクセスするには時間がかかり、特にネットワーク上ではより時間がかかります。その結果、Windows がフロッピーを
読み取るまでかなりの時間がかかります。その間、Windows ファイルエクスプローラが「応答なし」のメッセージを表示しますがフロッ
ピの読み込みは続いています。USB キーでのアクセスの方が敏速です。
どうして Eject コマンドは動作しないのですか?
Red Hat Enterprise Linux のホストが起動するとき、Virtual Media Client が接続されていないと、Eject コマンドは Virtual
CD デバイスと動作しません。
Virtual CD デバイスから CD メディアを取り出す場合、CD がマウントされてないのを確認して、クライアント CD ドライブの Eject
ボタンを押します。
Internet Explorer で仮想メディアのインストールをする
ようにメッセージが表示された時、仮想メディアプラグインを
インストールしませんでした。いま、仮想メディアの機能を使
えません。
メディア ページから仮想メディアプラグインインストールのダイアログボックスまで戻ると、プラグインインストールのメッセージを再度表
示することができます。
仮想メディアとの接続を確立したユーザーがそれを忘れて
いるようです。他のユーザーはどうやってその接続を解消で
きますか?
racadm vmdisconnect コマンドを使うと、仮想メディア接続を強制的に切断できます。
DRAC 4 がある Dell サーバーを Red Hat Enterprise
Linux を起動するとき、コンソールに次のようなエラーメッセ
ージが表示されるはどうしてですか ?
... その他のコンソール起動メッセージ ...
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: hde:
VIRTUALFLOPPY DRIVE, ATAPI FLOPPY drive
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: hdf:
VIRTUALCDROM DRIVE, ATAPI CD/DVD-ROM drive
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: ide0 at
0x1f0-0x1f7,0x3f6 on irq 14
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: ide-
floppy: hde: I/O error, pc = 23, key = 2,
asc = 3a, ascq = 0
Apr 16 14:48:27 localhost kernel: ide-
floppy: Can't get floppy parameters
... その他のコンソール起動メッセージ ...
Red Hat Enterprise Linux IDE ドライバは、診断のためにコンソールログに送られたエラーのすべてに対して応答を書き込みま
す。しかし、この場合にはメッセージは実際のエラーを示していないので、無視して大丈夫です。
これらのエラー応答は、システムの起動中に仮想メディアクライアントが DRAC 4 管理ボードに接続されていないのに、Red Hat
Enterprise Linux IDE ドライバが仮想フロッピのメディアサイズについて情報を要求するために起こります。この情報は、仮想メディ
アクライアントのフロッピーが DRAC 4 に接続されるまで利用できません。
この場合、DRAC 4 ハードウェアからのエラー応答 (key=2, asc=3a) は「メディアはありません」です。
フロッピードライブまたはUSB メモリキーの内容を表示させ
ています。同じドライブを使って仮想メディアの接続を確立し
ようとすると、接続エラーと再試行を求めるメッセージが表示
されます。なぜですか?
複数の仮想フロッピードライブへの同時アクセスは許可されていません。ドライブの仮想化の前に、ドライブ内容を表示させているアプリ
ケーションを終了してください。
仮想メディア機能が機能するためには、サーバー上のドラ
イバをインストールする必要はありますか?
いいえ、ありません。管理下システムにも管理ステーションにもドライバは不要です。オペレーティングシステムには、この機能に必要な
ものが備わっています。
DRAC 4 ユーザーインタフェースを使って、ファームウェア
アップデートをリモートで実行すると、管理下システムの仮
想ドライブが消えてしまいます。
ファームウェアアップデートによって DRAC 4 がリセットされてしまうため、仮想ドライブが取り外されます。Windows を実行ちている
システムの仮想ドライブを復元するには、システムを再起動するか、Windows デバイスマネージャーを使って新しいハードウェアをス
キャンします。Red Hat Enterprise Linux を実行しているシステムで仮想ドライブを復元するには、ファームウェアアップデートが完
了した後でドライブを再度取り付けます。
システムを起動する前に、仮想メディア機能はどのように見
えますか?
システム起動中は、BIOS には使用できる仮想デバイスがリストされます。2 つのデバイスがリストされたメッセージが次のように表示
されます。
ドライブ番号: 0 仮想フロッピードライブリムーバブルメディアドライブ
ドライブ番号: 1 仮想 CDROM ドライブ