Users Guide
Red Hat Enterprise Linux システムでは、まず仮想ドライブが取り付けられてから、ドライブにアクセスできます。ドライブを取り付ける前に、まず管理ステーションでメディアに接続する必要があり
ます。
Red Hat Enterprise Linux では、仮想フロッピーと CD ドライブのマウントポイントを /etc/fstab ファイルに自動的に作成します。
割り当てられた仮想メディアデバイスを識別するには、次のコマンドを入力します。
cat /var/log/messages | grep VIRTUAL
仮想 CD には /dev/cdromX と呼ばれるデバイスのエントリがあります(X は Red Hat Enterprise Linux で割り当てられたオプションのインデックスです)。通常、仮想 CD ドライブに
は /dev/cdrom1 という名前が付いており、ローカル CD ドライブには /dev/cdrom という名前が付いています。
仮想フロッピードライブには /dev/floppyX と呼ばれるデバイスのエントリがあります(X は Red Hat Enterprise Linux で割り当てられたオプションのインデックスです)。ローカルフロッピードライ
ブが存在するかどうかによって、仮想フロッピードライブには、/dev/floppy または /dev/floppy1 という名前が付いています。
仮想メディア機能の有効と無効
仮想メディアは racadm コマンドを使って有効または無効にできます。このコマンドはいつでも実行できますが、仮想メディア機能の有効と無効はシステムを再起動するまでは適用されません。
仮想メディアは, 表2-1 に示されるように、オプション ROM で有効、または無効にできます。
仮想メディア機能を無効にすると、システムの再起動後、DRAC 4 IDE オプション ROM ユーティリティが最大約15 秒間タイムアウトになります(仮想デバイス 1 つにつき約 7.5 秒)。
仮想メディア機能はデフォルトでは有効になっています。無効にすると、DRAC は IDE バスから仮想 CD / フロッピーディスケットドライブを無効にし、次のメッセージを表示します。
ドライブ番号: 0 仮想デバイスの検知に失敗しました。
ドライブ番号: 1 仮想デバイスの検知に失敗しました。
仮想メディアを有効にする
仮想メディア機能を有効にするには、次のコマンドを入力します。デフォルトのフラグ状態は 0 で、この機能が有効であることを示します。
racadm config -g cfgRacVirtual -o cfgVirMediaDisable 0
仮想メディアを無効にする
仮想メディア機能を無効にするには、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgRacVirtual -o cfgVirMediaDisable 1
メモ: ウェブユーザーインタフェースを使用して仮想メディアを有効または無効にすることはできません。