Users Guide
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仮想メディアの設定および使い方
Dell Remote Access Controller 4 ファームウェアバージョン 1.60 ユーザーズガイド
概要
仮想メディアプラグインのインストール
仮想メディア機能の使い方
仮想メディア機能の有効と無効
オペレーティングシステムに適した仮想フロッピー機能の設定
よくあるお問い合わせ(FAQ)
概要
仮想メディア機能では、管理下システムに仮想フロッピーディスケットドライブと仮想 CD ドライブが用意され、ネットワーク上のどこからでもスタンダードメディアを使用できます。図7-1 は仮想メディア
のアーキテクチャの概要を示しています。
図 7-1. 仮想メディアのアーキテクチャの全体
仮想メディアを使用すると、管理下システムの起動から、アプリケーションのインストール、ドライバのアップデート、新しいオペレーティングシステムのインストールまで、CD/FD ドライブからリモートで
実行することができます。
管理下システムは DRAC 4 カードを使用して構成されています。仮想 CD とフロッピードライブは DRAC 4 に内蔵された 2 つの電子デバイスで、DRAC 4 ファームウェアにより制御されます。これら
2 つのデバイスは、仮想メディアの接続の有無にかかわらず、管理下システムのオペレーティングシステムと BIOS に常駐します。
管理ステーションは、ネットワーク間で物理メディアまたはイメージファイルを提供します。仮想メディア機能が動作するには、仮想メディアプラグインが管理ステーションにインストールされている必要が
あります。RAC ブラウザを初めて起動し、仮想メディアページにアクセスする場合には、仮想メディアプラグインが DRAC 4 Web Server からダウンロードされ、管理ステーションに自動的にインスト
ールされます。
仮想メディアが接続されていると、管理下システムからのすべての仮想 CD/フロッピードライブアクセス要求がネットワーク間の管理ステーションに向けられます。仮想メディアを接続するのは、メディア
を仮想デバイスに挿入する操作と同じです。仮想メディアが接続されていない場合には、管理下システムの仮想デバイスはメディアのない 2 つのドライブのように動作します。仮想メディアには、最低
128 Kbps の使用できるネットワーク帯域幅が必要です。
表7-1 に、仮想フロッピーと仮想オプティカルドライブでサポートされているドライブ接続を示します。
表 7-1. サポートされているドライブ接続
メモ: 接続中に仮想メディアを変更すると、システム起動シーケンスが停止する場合があります。