Users Guide
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DRAC 4 と Microsoft Active Directory との併用
Dell Remote Access Controller 4 ファームウェアバージョン 1.60 ユーザーズガイド
拡張スキーマおよび標準スキーマの長所と短所
拡張スキーマ Active Directory 概要
標準スキーマ Active Directory 概要
ドメインコントローラにおける SSL の有効化
DRAC 4 にログインするための Active Directory の使用
よくあるお問い合わせ(FAQ)
ディレクトリサービスを使って、ネットワーク上のユーザー、コンピュータ、プリンタなどを制御するのに必要なすべての情報に共通のデータベースを維持します。
Microsoft®Active Directory®サービスソフトウェアを使用している場合は、DRAC 4 にアクセスできるように設定して、Active Directory ソフトウェアで既存のユーザーに DRAC 4 ユーザー特
権を追加および制御することができます。
Active Directory を使うと、DRAC 4 でのユーザーアクセスを次の 2 つの方法で定義することができます。拡張スキーマソリューションを使うと、Dell が定義した Active Directory オブジェクトを
使用することができます。標準スキーマソリューションを使うと、Active Directory グループオブジェクトのみを使うことができます。
拡張スキーマおよび標準スキーマの長所と短所
Active Directory を使って DRAC 4 へのアクセスを設定する場合は、拡張スキーマまたは標準スキーマソリューションのどちらかを選択する必要があります。
拡張スキーマソリューションを使用する利点は以下のとおりです。
l すべてのアクセスコントロールオブジェクトは Active Directory 内で管理される。
l 異なる特権レベルの異なる DRAC 4 カードで、ユーザーアクセスを設定するための最大の柔軟性を提供。
標準スキーマソリューションを使用する利点は以下のとおりです。
l 標準スキーマは Microsoft Active Directory オブジェクトのみを使用するため、スキーマの拡張が不要。
l Active Directory 側での設定が簡単。
拡張スキーマ Active Directory 概要
拡張スキーマ Active Directory を有効にするには、2 つの方法があります。
l DRAC 4 ウェブユーザーインタフェースを使う。「拡張スキーマ Active Directory およびウェブインタフェースを使った DRAC 4 の設定」を参照してください。
l RACADM CLI ツールを使う。「拡張スキーマ Active Directory および racadm CLI を使った DRAC 4 の設定」を参照してください。
Active Directory スキーマ拡張
Active Directory データは、属性とクラスのデータベースに分散されます。The Active Directory スキーマには、データベースに追加または挿入するデータタイプを決定する規則があります。ユー
ザークラスは、データベースに保存されるクラスの一例です。ユーザークラスの属性の例としては、ユーザーの名、姓、電話番号、などがあります。企業は独自の一意な属性とクラスを環境に特有のニ
ーズを満たすのに追加することで、Active Directory データベースを拡張できます。デルでは、このスキーマにリモート管理の認証と許可をサポートするための変更を加えて、機能を拡張しました。
メモ: Microsoft Windows®2000 および Windows Server®2003 オペレーティングシステムでは Active Directory を使用して DRAC 4 のユーザーを認識できます。