Users Guide
診断コンソール 画面の右上に次のボタンがあります(表 4-29を参照)。
表 4-29. 診断コンソールページボタン(右上)
ネットワーク問題のトラブルシューティング
内部 DRAC 4 トレースログは、管理者が DRAC 4 から警告またはネットワークをデバッグするときに使用できます。トレースログを DRAC 4 Web インタフェースからアクセスするには、診断 タブをク
リックして gettracelog コマンドを入力します。Trace ログが表示され、次の情報を追跡します。
l DHCP – DHCP サーバーから送受信したパケットをトレースします。
l IP – 送受信した IP パケットをトレースします。
トレースログには、DRAC 4 ファームウェア特有のエラーコード(内部 DRAC 4 ファームウェアに関連しているが、管理下システムのオペレーティングシステムには無関連)が含まれている場合もありま
す。内部 DRAC 4 オペレーティングシステムで報告されるネットワーク問題を診断するには、表 44 を使用します。
表 4-30. DRAC 4 ネットワークエラーコード
settracelog
デバッグトレースレベルを設定し、ローカルネットワークに送信するメッセージの種類を識別できます。-d オプションを使うと、送受信した DHCP パケットをトレースできます。-i
オプションを使うと、送受信した IP パケットをトレースできます。たとえば、送受信した IP パケットをトレースするには、settracelog -i と入力します。トレースログを無効にする
には、引数なしで settracelog と入力します。
gettracelog
UNIX®形式のシステムログを表示します。このログは、タイムスタンプ付きのエントリを含んだ揮発性のメモリレジデントログです。
nettrace
現在の Trace ログ設定を表示できます。
ボタン
処置
更新
診断コンソール ページを再ロードします。
メモ: DRAC 4 トレースログでは、印刷できない ASCII 文字は、印刷可能な ASCII 文字に変換されます。文字コードが 0x20 未満か、0x7f ~ 0xa0(0x7f と 0xa0 を含む)の間にあ
る場合は、値 0x40 が除外され、印刷前に "^" の後にくる文字が最初に追加されます。その結果、ASCII 復帰文字 0xd は、トレースログでは "^M" と印刷されます。
メモ: DRAC 4 は、1500 バイトより大きいパケットサイズの ICMP(Ping)にはエコーしません。
エラーコード
説明
0x5006
ENXIO:存在しないアドレスです。
0x5009
EBADS:ソケット記述子が無効です。
0x500D
EACCESS:アクセスが拒否されました。
0x5011
EEXIST:二重エントリです。
0x5016
EINVALID:引数が無効です。
0x5017
ENFILE:内部テーブルのスペースが不足しています。
0x5020
EPIPE:接続に不具合があります。
0x5023
EWOULDBLOCK:動作はブロックモードになります。ソケットはノンブロッキングモードです。
0x5024
EINPROGRESS:ソケットはノンブロッキングモードです。接続をすぐに完了できません。
0x5025
EALREADY:ソケットはノンブロッキングモードです。前の接続の試行を完了していません。
0x5027
EDESTADDRREQ:送信先アドレスが無効です。
0x5028
EMSGSIZE:メッセージが長すぎます。
0x5029
EPROTOTYPE:ソケットのプロトコルタイプが不正です。
0x502A
ENOPROTOOPT:プロトコル使用できません。
0x502B
EPROTONO SUPPORT:プロトコルがサポートされていません。
0x502D
EOPNOTSUPP:要求した動作はこのタイプのソケットでは無効です。
0x502F
EAFNOSUPPORT:アドレスファミリがサポートされていません。
0x5030
EADDRINUSE:既に使用中のアドレスです。
0x5031
EADDRNOTAVAIL:アドレスを使用できません。
0x5033
ENETUNREACH:宛先ネットワークに到達できません。
0x5035
ECONNABORTED:接続はピアにより中断されました。
0x5036
ECONNRESET:接続はピアによりリセットされました。
0x5037
ENOBUFS:内部バッファが必要ですが、割り当てできません。
0x5038
EISCONN:ソケットは既に接続済みです。