Users Guide
管理ステーションが管理下システムのシリアルまたは telnet コンソールに接続するには、管理ステーションのターミナルエミュレーションソフトウェアを使用する必要があります(詳細に関しては、「管理
ステーションのターミナルエミュレーションソフトウェアの設定」を参照してください)。
次のサブセクションでは、ターミナルソフトウェアとヌルモデムケーブルを使って管理下システムの外付けのシリアルポートを経由するか、管理下システムの DRAC 4 NIC でターミナルソフトウェアを使
った telnet 経由で管理ステーションを管理下システムに接続する方法を説明します。
DB-9 ケーブルの接続
シリアルテキストコンソールを使って管理下システムに接続するには、DB-9 ヌルモデムケーブルを管理下システムで使用中の COM ポートに接続します。DB-9 ケーブルのすべてが、この接続に必
要なピン配置 / 信号を備えているわけではありません。この接続用の DB-9 ケーブルは、表3-4 で示した仕様に一致している必要があります。
表 3-4 DB-9 ヌルモデムケーブルに必要なピンアウト
管理ステーションのターミナルエミュレーションソフトウェアの設定
DRAC 4 は、次のいずれかのタイプのターミナルエミュレーションソフトウェアを実行中の管理ステーションからのシリアルまたは telnet テキストコンソールをサポートしています。
l Xterm での Red Hat Enterprise Linux Minicom
l Hilgraeve の HyperTerminal Private Edition(バージョン 6.3)
l Xterm での Red Hat Enterprise Linux Telnet
l Microsoft Telnet
使用するタイプのターミナルソフトウェアを設定するには、以下項の手順に従ってください。Microsoft の telnet を使用する場合には、設定は不要です。
シリアルコンソールエミュレーションに使用する Red Hat Enterprise Linux Minicom の設定
Minicom は Red Hat Enterprise Linux のシリアルポートアクセスユーティリティです。以下の手順は、Minicom のバージョン 1.8 に使用できます。他のバージョンでは若干異なる場合がありま
すが、基本的な設定方法は同じです。他のバージョンの Minicom を設定するには、「シリアルコンソールエミュレーションに必要な Minicom の設定」を参照してください。
シリアルコンソールエミュレーションに使用する Minicom バージョン 1.8 の設定
1. 新しい Xterm セッションを開始するには、コマンドプロンプトで xterm & と入力します。
2. Xterm ウィンドウで、マウスの矢印をウィンドウの右下隅に移動し、ウィンドウサイズを 80 x 25 に変更します。
メモ: このケーブルは、DRAC 4 シリアルコンソールが無効になっている状態では、BIOS テキストコンソールリダイレクトにも使用できます。
信号名
DB-9 ピン(サーバーピン)
DB-9 ピン(ワークステーションピン)
FG(Frame Ground)
–
–
TD(Transmit Data)
3
2
RD(Receive Data)
2
3
RTS(Request To Send)
7
8
CTS(Clear To Send)
8
7
SG(Signal Ground)
5
5
DSR(Data Set Ready)
6
4
CD(Carrier Detect)
1
4
DTR(Data Terminal Ready)
4
1 および 6
メモ: テキストが正しく表示されるように、Dell では Red Hat Enterprise Linux のインストールで提供されるデフォルトウィンドウでなく、Xterm ウィンドウを使って telnet コンソールを表
示することをお勧めします。