Users Guide
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シリアルおよび racadm コマンドの使い方
Dell™RemoteAccessController4ファームウェアバージョン 1.50 ユーザーズガイド
シリアルまたは telnet コンソールの使い方
racadm CLI の使い方
複数の DRAC 4 の設定
racadm ユーティリティを使用した DRAC 4 の設定
よくあるお問い合わせ(FAQ)
DRAC 4 では シリアル コマンドと racadm コマンドを使って、管理下システムをローカルまたはリモートで管理できます。
シリアル /Telnet コンソールは、一連の シリアル コマンドを用意しています。シリアル コマンドには racadm コマンドが含まれ、DRAC 4 の Webインタフェースがサポートしているテキストベースの機
能のすべてにアクセスできます。
racadm CLI を使うと、DRAC 4 をロカールまたはリモートで設定および管理できます。racadm CLI は管理ステーションと管理下システムで実行し、『Dell Systems Management Consoles CD』に収
録されています。
racadm CLI を使用すると、自動的に複数の DRAC 4 を設定するスクリプトを作成することもできます。複数の DRAC 4 を設定する方法に関しては「複数 DRAC 4 の設定」を参照してください。
以下の項では、シリアル コマンドと racadm コマンドの使用について説明します(「シリアルまたは telnet コンソールの使い方」または「racadm CLI の使い方」を参照)。DRAC 4 を設定する racadmコ
マンドの例と、複数の DRAC 4 を設定する racadm 設定ファイルの使用に関する情報も記載されています。
シリアルまたは telnet コンソールの使い方
表 8-1 に示すシリアルコマンドは、シリアルまたは telnet コンソールコマンドプロンプトまたは racadm CLI から、ローカルまたはリモートで実行できます。
DRAC 4 へのログイン
管理ステーションのターミナルエミュレータソフトウェアを設定したら、次の手順に従って DRAC 4 にログインします。
1. 管理ステーションのターミナルエミュレーションソフトウェアを使って、DRAC 4 に接続します。
2. DRAC 4 のユーザー名を入力して、<Enter>を押します。
3. DRAC 4 のパスワードを入力して、<Enter>を押します。
DRAC 4 へのログインが完了しました。
テキストコンソールの起動
管理ステーションのターミナルソフトウェア、または telnet を使って DRAC 4 にログインしたら、connect com2(シリアル/telnet コマンド)で管理下システムテキストコンソールをリダイレクトできます。
一度にサポートできる connect com2 クライアントは(DRAC 4 ウェブインタフェースと共有する 4 つのセッションのうちで)1 つだけです。
管理下システムのテキストコンソールに接続するには、DRAC 4 のコマンドプロンプトからconnect com2 と入力します(Minicom または HyperTerminal を使って表示)。
connect com2 は -h オプションもサポートしています。このオプションはテキストコンソールに最後に書き込まれた文字の履歴を表示します。履歴バッファのデフォルト(最大)サイズは、8192 文字で
す。次のコマンドを使ってこの値を小さくすることもできます。
racadm config -g cfgSerial -o cfgSerialHistorySize <番号>
connect -h com2 コマンドは、キーボードからの入力やシリアルポートからの新しい文字を待たずに、シリアル履歴バッファの内容を表示します。
シリアル /telnet のコマンドリストの表示
シリアル /telnet のコマンドリストをすべて表示するには、helpと入力します。ご使用のシステムまたはインタフェースで対応されていないコマンドは、そのように表示されます。たとえば、指定のコマンド
がシステムで対応されていない場合、コマンドの隣に次のようなテキストが表示されます。
<NOT SUPPORTED>
ご使用のシステムで対応されていないコマンドを入力しようとすると、以下のようなエラーが表示されます。
メモ:connect com2 を使って DOS コンソールにアクセスする場合には、出力の文字が大量のデータを出力中に欠落する場合があります(30 行を超える大きなファイルのダンプなど)。このた
めに telnet セッションで connect com2 が正しく表示されない可能性あります。Red Hat Enterprise Linux と Microsoft Windows Special Administration Console(SAC)は正常に動作しま
す。
メモ:クライアントターミナルのターミナルエミュレーションの種類(ANSI または VT100)は、-h オプションを使う場合、サーバーシリアルポート出力の種類と一致している必要があります。一致し
ていないと、出力が文字化けすることがあります。また、クライアントターミナルの列数と行数を 25 に設定する必要があります。