Users Guide
表 A-10. fwupdate サブコマンドオプション
出力
実行されている操作を示すメッセージを表示します。
例
l racadm fwupdate -g - a 143.166.154.143 -f firmimg.bin
この例では、-g オプションを使って、特定の IP アドレス(-a オプションで指定)で TFTP サーバーの場所(-f オプションで指定)からファームウェアアップデートをダウンロードするようにファ
ームウェアに指示します。これで、アップデートファイルが RAMdisk にロードされます。-u オプションが存在しないため、アップデートは行われません。
l racadm fwupdate -s
このオプションはファームウェアアップデートの現在の状態を読み取ります。
l racadm fwupdate -u
-u オプションはアップデート処理を開始します。 このコマンドは、以前に -g または -p オプションを使って有効なファームウェアアップデートがロードされていると想定します。続行前にアップデ
ートファイルのチェックサムが検証されて訂正されます。
l racadm fwupdate -u - a 143.166.154.143 -f firmimg.bin
この例では、-g オプションを使って、特定の IP アドレス(-a オプションで指定)で TFTP サーバーの場所(-f オプションで指定)からファームウェアアップデートをダウンロードするようにファ
ームウェアに指示します。これで、アップデートファイルが RAMdisk にロードされます。-u オプションはファームウェアのロード後に、ファームウェアにアップデートの続行を指示します。
ファームウェアのアップデート
-f オプションを使用する場合には、firmimg.dm1 ファイルを指定します。
ファームウェアをローカルでアップデートする場合は、次のいずれかのコマンドを使用してファームウェアをアップデートします。
racadm fwupdate -p -u -d <ディレクトリ>
racadm fwupdate -p -u -f <ファイル名>
例:
racadm fwupdate -p -u -d ¥my¥updatefiles¥path¥
racadm fwupdate -p -u -f ¥my¥updatefiles¥path¥<ファイル名>
オ
プ
ショ
ン
説明
-u
アップデート オプションは、ファームウェアアップデートファイルのチェックサムを実行し、実際のアップデート処理を開始します。 このオプションを自動入力すると、ファームウェアアップデ
ートファイルが既に -g または -p オプションを使って RAMdisk にロードされたと見なされます。 このオプションは、-g または -p オプションと一緒に使用できます。 ファームウェアアップデー
トファイルがロードされてから、1 回の呼び出しでアップデート処理が開始されます。 アップデートの最後に DRAC 4 はソフトリセットを実行します。
-w
ウェイト オプションは、アップデート処理へ進む前の遅延 待機を意味します。 -w オプションは、-u オプションと一緒に使用した場合にのみ有効です。
-s
ステータス オプションは、アップデート処理の現在の状態を返します。 このオプションは常に単独で入力されます。 -s オプションを他のオプションと一緒に入力しないでください。 一緒に
入力すると、状態には入力した唯一のオプションとして表示されます。
-g
取得 オプションは、TFTP サーバからファームウェアアップデートを取得し、RAMdisk 領域に配置するようにファームウェアに指示します。 ユーザーは次の項で説明する -a および / または
-f または -d オプションを指定することもできます。 -a または -f オプションがない場合、cfgRhostsFwUpdateIpAddr および cfgRhostsFwUpdatePath プロパティを使ってグループ
cfgRemoteHosts に含まれているプロパティから読み取られたデフォルト値が読み取られます。
-a
IP アドレス オプションは、TFTP サーバの IP アドレスを指定します。
-d
-d(ディレクトリ)オプションで、TFTP サーバ上、また DRAC 4 のホストシステム上でのファームウェアアップデートファイルのディレクトリを指定します。 -f オプションを-d オプションと一
緒に使用しないでください。
-c
-c (チェックサム)オプションを使うと、ユーザーは RAMdisk 領域にロードされたアップデートファイルを検証できます。 アップデートファイルは 2 つのローディングメカニズム(racadm
CLI ユーティリティまたは TFTP)のどちらかによってロードできます。 このオプションはファームウェアアップデートファイルのサイズを必然的に取得し、チェックサムを演算してファイルトー
クンを検証します。 TFTP インタフェースはロード後、チェックサムを自動的に検証します。 このオプションは主に FTP を使用しているときに使用されます。 -c オプションは他のオプションと
一緒には使用されません。 (-u オプションは常にプログラミング前にチェックサムを行います。 -u オプションとの併用が可能です)。
-D
アップデート完了後に DRAC 4 がリセットされます。 起動時に、すべてのファームウェア設定パラメータをデフォルト値にリセットする呼び出しが行われます。 詳細については、
「racresetcfg」を参照してください。
-p
-p (put)オプションは、ファームウェアアップデートファイルを管理下システムから DRAC 4 に転送する(FTP)場合に使用します。 -f オプションを使用する場合は、アップデートイメージ
名は firming.dm1 でなければなりません。 アップデートファイルは FTP 経由で DRAC 4 に送信されます。 チェックサムは新しくロードしたイメージ上で実行されます。 チェックサムが正し
くないと、エラーメッセージが表示されます。 ユーザーはこの操作のために fwupdate -s オプションを使用する必要はありません。 同じコマンドラインに -u オプションを入力すると、アップ
デート処理が開始します。