Users Guide
config サブコマンドの説明
config 4 サブコマンドは、DRAC 4 設定パラメータを個々に設定するか、設定ファイルの一部として一括設定できます。.cfg ファイルが正しく解析されると、各オブジェクトが読み取られます。 内容
が同じ場合は、DRAC 4 への書き込みは行われません。 データが異なる場合は、その DRAC 4 オブジェクトは新しい値に書き込まれます。
入力
表 A-5 に config サブコマンドオプションを示します。
表A-5. config サブコマンドオプションおよび説明
出力
このサブコマンドは、次の場合にエラー出力を生成します。
l 無効な構文、グループ名、オブジェクト名、インデックスまたはその他の無効なデータベースメンバー
l racadm CLI ユーティリティトランスポートエラー
エラーがなかった場合、このサブコマンドは .cfg ファイル内の合計オブジェクト数と、書き込まれた設定オブジェクト数を返します。
getconfig サブコマンドの説明
getconfig 4 サブコマンドを使うと、ユーザーは個別の DRAC 4 設定パラメータを取得するか、すべての設定グループを取得してファイルに保存できます。
入力
表 A-6 に getconfig サブコマンドオプションを示します。
表 A-6. getconfig サブコマンドオプション
メモ:-f、 -s、 および -p オプションはシリアル/Telnet コンソールではサポートされていません。
オプシ
ョン
説明
-f
-f <ファイル名> オプションを使用すると、config は <ファイル名>で指定したファイルの内容を読み取り、DRAC 4 を設定します。ファイルには「解析規則」で指定した形式のデータが含
まれている必要があります。
-s
-s(同期)オプションは、ユーザーとパスワードデータベースを Server Administrator と同期させるように config に指示します (ユーザーパスワードが変更された場合)。
-p
-p(パスワード)オプションは、設定完了後に設定ファイル -f <ファイル名> に含まれているパスワードエントリを削除するように config に指定します。
-g
-g <グループ名>(グループ)オプションは -o オプションと一緒に使用する必要があります。<グループ名> は、設定するオブジェクトが含まれたグループを指定します。
-o
-o <オブジェクト名> <値>(オブジェクト)オプションは -g オプションと一緒に使用する必要があります。 このオプションは、文字列 <値> と一緒に書き込まれたオブジェクト名を指定し
ます。
-i
-i <インデックス>(インデックス)オプションは、インデックス付きのグループのみに有効で、固有のグループを指定するために使用できます。 <インデックス> は 1 ~ 16 の 10 進数で
す。 インデックスは名前付きの値ではなく、インデックス値で指定されます。
-c
-c(チェック)オプションは、 config サブコマンドと一緒に使用され、ユーザーは .cfg ファイルを解析して構文エラーを見つけることができます。 エラーが見つかると、エラーのあった行
番号と短い説明が表示されます。 書き込みは DRAC 4 には行われません。 このオプションは確認専用に使用します。
メモ:-f オプションはファイルシステムが使用できないので、ファイルに書き込まずにターミナル画面にファイルの内容を出力します。 シリアル / telnet コンソールには <ファイル名> の引数が
必要ですが、これは無視されます。
オプ
ション
説明
-f
-f <ファイル名>(ファイル名)オプションを使用すると、getconfig がファイル <ファイル名>を作成します。その後、DRAC 4 からすべての設定データを読み取って、<ファイル名 >という
ファイルに送信します。作成されたファイルは racadm config -f <ファイル名> コマンドと一緒に使用できる形式です。
-p
-p (パスワード)オプションを使うと、getconfig で、そのファイルのユーザーパスワード(暗号化されて保存されており、解読不可)を除くすべてのパスワードの情報を含めることができ
ます。 #cfgUserAdmPassword 行は、パスワードは存在するが、パスワードテキストは表示できないことを示します。
-g
-g <グループ名>(グループ)オプションを使用すると、単一グループの設定を表示できます。 グループ名 は、racadm.cfg ファイルで使用されているグループの名前です。 グループ
がインデックスグループの場合は、-i オプションを使用してください。