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4. オペレーティングシステムの配布に必要な手順を実行するブータブル配布イメージファイルを作成します。このブータブルイメージファイルには、ターゲットの配布インフラを理解するプログラム
やスクリプトが含まれており、標準的なネットワークベースのインストール方法を使用してインストールを達成します。たとえば、Microsoft
®
Windows
®
サーバーを配布するには、このイメージフ
ァイルには Microsoft Systems Management Server (SMS)の方法を利用してオペレーティングシステムをターゲットサーバーに配布するプログラムが含まれている可能性があります。
n ブータブル配布イメージの詳細については、「ブータブル配布イメージファイルの作成」を参照してください。
n 複数のターゲットに配布中は、それぞれのサーバーが起動して同じ配布手順を実行するように、配布イメージを「読み取り専用」とマークします。
n 必要な配布イメージファイルがすでにインストールされている場合は、この手順を省きます。
5. racadm および RACVMCLI ユーティリティプログラムを既存のオペレーティングシステム配布クライアントプリケーションに統合するか、VM -CLI パッケージに含まれている vmdeploy スクリプト
をそのまま使用します。前者の場合は、これらの DRAC 4 ユーティリティを既存のオペレーティングシステム配布クライアントアプリケーションに統合するとき、サンプル配布スクリプトをガイドと
して使用します。
vmdeploy
タスク に一覧になっているタスクを実行すると、複数のターゲットサーバーへのリモートオペレーティングシステム配布を進めることができます。以下に、このタスクを達成するための手順を概説します。
1. ホストをインストールするターゲット DRAC 4 ネットワーク名 / アドレスのリストを構成します。
2. このリストの各ターゲット DRAC 4 ネットワーク名 / アドレスにつき:
a. VM -CLI プロセスを起動し、適切なパラメータを入力します。
¡ ターゲット DRAC 4 名 / アドレス
¡ ブータブル配布イメージファイル名
¡ DRAC 4 のユーザー名
¡ DRAC 4 ユーザーのパスワード
b. 仮想メディアの接続に成功したことを確認します。
c. racadm を使って、ターゲット DRAC 4 で 1 度正しく起動を設定します。
g. racadm を使って、DRAC 4 のホストサーバーを(再)起動します。
ブータブル配布イメージファイルの作成
ブータブル配布イメージファイルを作成するときは、以下のガイドラインに従ってください。
既存のブータブルメディアからイメージファイルを作成するには
Linux ユーザー
l dd(data duplicator)ユーティリティを使用します。
dd if=<入力ファイル> of=<出力ファイル>
<出力フィアイル> = input device
(例: /dev/fd0, /dev/cdrom)
<出力ファイル> = output file
(例: myfloppy.img, mycd.iso)
Windows ユーザー
Windows で CD/DVD イメージファイルを作成する場合は、リムーバブルメディアからフロッピーイメージや ISO イメージを作成するためのユーティリティが多数あります。CD/DVD ブートセクターのコ
ピーをサポートしているものを使用してください。次の Web アドレスで入手可能なユーティリティに関する情報が見つかります。
l http://www.fdos.org/ripcord/rawrite/
メモ:この手順を 1 度だけ実行します。
メモ: VM -CLI パッケージに含まれているサンプル vmdeploy スクリプトを参考にしてください。上記の手順のそれぞれを達成するための要件を詳しく説明しています。
メモ:イメージファイルの作成方法に関わらず、大量配布を開始する前にイメージファイルをテストして正しく起動できることを確認することをお勧めします。イメージファイルをテストする簡単な方
法として、イメージファイルを DRAC 4 インタラクティブ Web インタフェースで使用します。これによってイメージをターゲットサーバーに接続してから再起動できます。