Users Guide
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DRAC 4 仮想メディア CLI 機能を使ったオペレーティングシステムの配布
Dell™RemoteAccessController4ファームウェアバージョン 1.30 ユーザーズガイド
要件
タスク
vmdeploy
ブータブル配布イメージファイルの作成
複数のターゲットサーバーにリモートオペレーティングシステムの配布を達成する場合、インタラクティブな方法は時間がかかり、エラーが発生しがちです。DRAC 4 仮想メディアコマンドラインインタフェ
ース(VM -CLI)ユーティリティは、コスト効果の高い、スクリプト方式を使用して、複数のターゲットサーバーにリモートオペレーティングシステムの配布を実現します。通常は、複数のリモートオペレーティ
ングシステムの配布が必要なコンピュータ環境内で、すでに配布のインフラストラクチャが構築されています。この項では、このようなコンピューティング環境で既存の配布インフラに VM -CLI ユーティリ
ティを統合する方法について説明します。
要件
リモートオペレーティングシステムのインストールを達成する DRAC 4 VM-CLI ユーティリティを使い始める前に、配布インフラストラクチャが以下の要件を満たしていることを確認してください。
1. リモートターゲットサーバーのそれぞれに、ネットワークインタフェースが作動可能で、配布ホスト(リモート配布の実行に使用するクライアントシステム)からアクセスできる DRAC 4 ハードウェア
が必要です。
2. 各リモートターゲットサーバー上の仮想デバイスは、メディアを接続すると起動できるように BIOS 起動順序の一番上にあるはずです。
3. オペレーティングシステムの配布手順に必要なオペレーティングシステムのファイルとドライバをホストしているリモートターゲットサーバーからアクセス可能なネットワーク共有。このネットワーク
共有は、オペレーティングシステムの配布ブートイメージファイルもホストとしている場合があります。これについては次の要件で説明します。
4. 配布のインフラストラクチャに合わせたオペレーティングシステムの配布ブートイメージファイル。
l このファイルは、業界標準のブータブルフォーマットのフロッピーイメージか CD/DVD ISO イメージです。
l このイメージファイルは配布手順の最初のステップでターゲットサーバーの起動に使用されるため、配布ホストがアクセスできる必要があります(ネットワーク共有に存在する場合もあり
ます)。
l 起動すると、配布イメージ内に含まれているプログラムまたはスクリプトがターゲットホストのネットワークインタフェースを初期化し、ネットワーク共有にアクセスして(要件 3 を参照)、必
要なシステムファイルとドライバを取り込み、リモートサーバーのオペレーティングシステムのインストールに必要なタスクをすべて実行します。
たとえば、ターゲットホストでは、オペレーティングシステムのインストール手順を開始する前に、RAID のセットアップと初期化が必要かもしれません。配布手順が完了すると、ターゲット
ホストが再起動し、仮想配布メディアが自動的に切断されます。次に、新しく配布されたサーバーがそのハードドライブから起動します。
タスク
ターゲットサーバーのハードウェアが設置されると、それらのサーバーにオペレーティングシステムを配布し始める前に、以下のタスクを実行します。
1. 各ターゲットサーバーの DRAC 4 ネットワークインタフェースを設定します。
2. 各ターゲットサーバーの BIOS 起動順序を設定します。その際、仮想デバイスを一番上に含めます。
3. インストールの完了に必要なオペレーティングシステムのファイルを使用して、ネットワーク共有の作成やデータの入力を行います。
メモ:通常、オペレーティングシステムの配布をたまにしか行わない場合は、インタラクティブな方法でインストールが実行されます。この手順を DRAC 4 仮想メディア機能を使ってリモートで達
成する方法を説明した Dell™技術マニュアルはデルの Web サイト http://www.dell.com/downloads/global/power/ps1q05-20040170-Gujarathi.pdf にあります。
メモ:Dell Custom Factory Integration (CFI)オプションには、デフォルトで設定されている DRAC 4 のネットワークインタフェースがそのネットワークアドレスを DHCP サーバーから取
得する機能が含まれています。この機能があれば、新しい DRAC 4 ハードウェアが固有のネットワークアドレスと名前を即座に取得できます(DRAC 4 のネットワーク名はホストの固有
のサービスタグに基づいています)。
メモ:Dell Custom Factory Integration (CFI)オプションには、デフォルトで設定されている DRAC 4 の仮想デバイスを BIOS 起動順序の一番上にする機能が含まれています。この機
能があれば、新しいサーバーのハードウェアがその仮想メディアデバイスから即座に起動できます。
メモ:タスクによっては 1 度だけ実行すれば済むので、この作業の一部をこの後のオペレーティングシステムの配布中に補強することもできます。
メモ: このアイテムには Dell の CFI を使用できます。
メモ:このアイテムには Dell の CFI を使用できます。
メモ:必要なオペレーティングシステムのファイルがすでにインストール済みの場合は、このステップを省いてください。