Users Guide
4. 対象の DRAC 4 をリセットします。
getconfig –f racadm.cfg サブコマンドは DRAC 4 の設定を要求し、4 racadm.cfg ファイルを生成します(このファイルには任意の名前を選択できます)。
getconfig コマンドではその他のオプションにより次の操作が可能です。
l グループのすべての設定プロパティを表示(グループ名とインデックスで指定)
l ユーザーのすべての設定プロパティをユーザー名別に表示
config サブコマンドはこの情報をその他の DRAC 4 にロードします。 config ではその他のオプションにより次の操作が可能です。
l カードの設定に使用した racadm.cfg ファイルからパスワードを削除する
l Server Administrator とユーザーとパスワードデータベースを同期する
初期設定ファイルの racadm.cfg はユーザーが命名します。 次の例では、設定ファイルの名前は myfile.cfg です。 このファイルを取得するには、プロンプトが表示された時に次のコマンドを入力しま
す。
racadm getconfig –f myfile.cfg
DRAC 4 設定ファイルの作成
DRAC 4 設定ファイル <ファイル名 >.cfg は、racadm config -f <ファイル名>.cfg コマンドと一緒に使用されます。 設定ファイルは、ユーザーが設定ファイル(.ini ファイルに類似)4 を構築して、この
ファイルから DRAC 4 を設定できるテキストファイルです。 ファイル名は自由に指定可能で、最後に .cfg の拡張子を付ける必要もありません (ただし、この副項ではその命名法を用いています)。 .cfg
ファイルの扱いは次のとおりです。
l 作成する
l racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンドから取得する
l racadm getconfig -f <ファイル名> .cfg コマンドから取得して編集する
.cfg ファイルは、最初に解析が行われ、有効なグループとオブジェクト名があること、およびいくつかの単純な構文規則が守られていることが検証されます。 エラーはエラーが検出された行番号でフラグ
指定され、その問題を説明した簡単なメッセージがあります。 ファイル全体の整合性についての解析が終わると、すべてのエラーが表示されます。 エラーが .cfg ファイルに見つかった場合、DRAC 4
への書き込みは行われません。 ユーザーは、設定を行うために、すべてのエラーを訂正する必要があります。 -c オプションを config サブコマンドで使用できます。これは、構文のみを検証し、DRAC
4 への書き込みを行いません。
次の重要事項に注意してください。
l 解析がインデックス付けされたグループを見つけた場合、これはさまざまなインデックスとの差を表すアンカー付きオブジェクトの値です。
パーサーは、DRAC 4 からそのグループのすべてのインデックスを読み取ります。 このグループにあるオブジェクトはすべて設定時の単純な修正です。 変更されたオブジェクトが新しいインデ
ックスを表す場合、設定中にその DRAC 4 のインデックスが作成されます。
l ユーザーは .cfg ファイルの必要なインデックスを指定できません。
インデックスは作成と削除が繰返されるため、グループは次第に使用および未使用インデックスで断片的になってくる可能性があります。 インデックスが存在する場合は変更されます。 インデッ
クスが存在しない場合、最初に使用できるインデックスが使用されます。 この新しい方法を使うと、ユーザーが管理されているすべての RAC 間で正確なインデックスの一致を行う必要がないた
め、インデックス付けされたエントリを追加する際の柔軟性ができます。新しいユーザーは最初に使用できるインデックスに追加されます。 DRAC 4 で正しく解析および実行される .cfg ファイル
は、すべてのインデックスがいっぱいで、新しいユーザーが追加されている場合、正しく実行されない場合があります。
l racresetcfg サブコマンドを使って、すべての DRAC 4 を同じにします。
すべての DRAC 4 を同じにする場合、racresetcfg サブコマンドを使用して DRAC 4 を元のデフォルトにリセットしてから racadm config -f <ファイル名> .cfg コマンドを実行します。 .cfg ファ
イルにすべての必要オブジェクト、ユーザー、インデックス、およびその他のパラメータが入っていることを確認します。
パーシング規則
l 「#」で始まる行はすべてコメントとして扱われます。
コメント行は一列目から記述する必要があります。 その他の列にある「#」の文字は単に # という文字として扱われます。 (一部のモデムパラメータには # を文字列の一部に用いるものがありま
す。 エスケープ文字は必要ありません。 .cfg を racadm getconfig -f <ファイル名>.cfg コマンド から生成してから、エスケープ文字を追加せず racadm config -f <ファイル名>.cfg コマン
ドを別の DRAC 4 に実行することもできます。
例:
#
# これはコメントになります。
メモ:生成された .cfg ファイルにはユーザーパスワードは含まれていません。
注意:このファイルの編集は単純なテキストエディタで行うようお勧めしています。 racadm ユーティリティは ASCII 形式のテキスト解析を用いるため、書式が混在すると、この解析に混乱を招
き、racadm データベースを破壊する可能性があるためです。
メモ:getconfig コマンドの詳細については、「config/getconfig」を参照してください。
注意:racresetcfg サブコマンドを使用すると、データベースと DRAC 4 NIC は元のデフォルトの設定にリセットされ、ユーザーおよびユーザー設定はすべて削除されます。 root ユーザーが
利用可能なとき、その他のユーザーの設定もデフォルトにリセットされます。