Users Guide
racadm <オプション> <サブコマンド> <サブコマンドオプション>
racadm <オプション> [-u <ユーザー名>] -p <パスワード> -r <RAC IP アドレス> <サブコマンド>
racadm <オプション> -i -r <RAC IP アドレス> <サブコマンド> または DRAC 4 HTTPS ポート番号が変更されている場合は、
racadm <オプション> -i -r <RAC IP アドレス>:<新しいポート番号> <サブコマンド>
racadm <オプション> -r <RAC IP アドレス> <サブコマンド>
racadm オプション
表 8-3は、racadm コマンドオプションのリストです。
表 8-3. racadm コマンドオプション
-r オプションを使用する場合、DRAC 4 が racadm コマンドを受け入れるように設定するためには、-u と -p オプションを使用する必要があります。 前述のオプションを使わずに -r オプションを使用する
と、コマンドは失敗します。
racadm リモート機能を有効または無効にする
racadm CLI リモート機能はデフォルトで有効になっています。 無効にしている場合は、次のコマンドを入力して、リモート機能を有効にします。
racadm config -g cfgRacTuning -o cfgRacTuneRemoteRacadmEnable 1
リモート機能を無効にするには、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgRacTuning -o cfgRacTuneRemoteRacadmEnable 0
ログ / 詳細レベル
表 8-4のログ/詳細レベルオプションを使用して racadm コマンド出力をどのように表示するかを制御します。
表 8-4. ログ/詳細レベルオプション
例:
racadm -l 0x3 -L log <サブコマンド [サブコマンドオプション]>
ログレベルの引数 0x3 は STDOUT(標準出力)および STDERR(標準エラー)メッセージの OR(和)を意味します。 この両種類のメッセージがファイル名 ログ に書き込まれます。 詳細(-
v
)オプション
のデフォルトは 0x3(STDOUT と STDERR の OR)です。
オプション
説明
-r <RAC IP アドレス> または
-r <RAC IP アドレス>:<ポート番号>(DRAC 4 の
ポート番号が変更されている場合)
コントローラの IP アドレスを指定します。
-i
インタラクティブにユーザー名とパスワードの確認を racadm に指示します。
-u <ユーザー名>
コマンドのトランザクションの認証に使用するユーザー名を指定します。 指定しなければ、デフォルトのユーザー名「racadmusr」が使用されま
す。-u オプションを使用すると、-p オプションも必要となり、-i オプション(インタラクティブ)は使用できなくなります。
-p <パスワード>
コマンドのトランザクションを認証するパスワードを指定します。 -p オプションを使用すると、-i オプションは使用できなくなります。
-l <レベル>
デバッグのログレベルを指定します。
メモ:-l <ファイル> オプションを使用せずに -l <レベル> を使うと、racadm.log というデフォルトログファイルが現在作業中のディレクトリに作成され
ます。
-v <レベル>
画面出力の詳細レベルを指定します。
-L <ファイル>
デバッグログファイルを指定します。
メモ:これらのコマンドはローカルシステムで実行することをお勧めします。
オプション
説明
0x1
標準出力メッセージ
0x2
標準エラーメッセージ
0x4
デバッグメッセージ