Users Guide
ヘルプ表示スイッチ
-h
このパラメータは VM -CLI ユーティリティのパラメータの概要を表示するために使用します。
スイッチ以外の他のオプションが提供されていない場合は、エラーなしにコマンドが終了します。
VM-CLI オペレーティングシステムのシェルオプション
オペレーティングシステムのシェルの機能を VM -CLI のコマンドラインで使用できます。
l stderr/stdout redirection: ユーティリティの印刷出力をどれでもファイルにリダイレクトします。たとえば、大なり記号(>)の後にファイル名を入力すると、指定したファイルが VM -CLI ユーティ
リティの印刷出力で上書きされます。
l バックグラウンドでの実行: VM -CLI ユーティリティはデフォルトではフォアグラウンドで実行します。ユーティリティをバックグラウンドで実行させるには、オペレーティングシステムのコマンドシ
ェルのバックグラウンド文字を使用します。たとえば、Linux オペレーティングシステムでは、アンパサンド文字(&)の後にコマンドを入力すると、プログラムが新しいバックグラウンドプロセスとして
始動します。
後者の方法はスクリプトプログラムで便利です。VM -CLI コマンドの新しいプロセスが開始した後、スクリプトが継続できます(そうでない場合は、VM -CLI プログラムが終了するまでスクリプトがブロックさ
れます)。VM -CLI の複数のインスタンスがこの方法で開始し、コマンドインスタンスの 1 つまたは複数を手動で終了しなければならない場合は、オペレーティングシステムに固有の機能を使ってプロセス
をリストにして終了します。
VM-CLI の戻りコード
VM -CLI の戻りコードは次のとおりです。
l 0 = エラーなし
l 1 = 接続不能
l 2 = VM-CLI コマンドラインエラー
l 3 = RAC ファームウェア接続喪失
テキストメッセージ(英語のみ)は、エラーが発生するたびに標準的な出力にも発します。
よくあるお問い合わせ(FAQ)
表 7-1には、よくあるお問い合わせ(FAQ)と回答を一覧表示しています。
表 7-1. 仮想メディアの使い方: よくあるお問い合わせ(FAQ)
メモ:スイッチオプションだけが提供されている場合を除き、メディアの種類を少なくとも 1 つコマンドで指定します(フロッピー / ディスクまたは CD/DVD)。そうしないと、エラーメッセージが表示さ
れ、コマンドがエラーで終了します。
メモ:VM -CLI ユーティリティは標準的な入力(stdin)からは読み取らないため、stdin リダイレクトを使用する必要はありません。
質問
回答
システムをブートすると、POST 中に次のメッセージが表示
されます。
Drive Number: 0 failed to detect Virtual
device
(ドライブ番号: 0 は仮想デバイスの検出に失敗しまし
た。)
Drive Number: 1 failed to detect Virtual
device
(ドライブ番号: 1 は仮想デバイスの検出に失敗しまし
た。)
l Dell™仮想メディアデバイスが無効になっている可能性があります。デバイスの設定を確認するには、次のコマンドを入力しま
す。
l racadm getconfig -g cfgRacVirtual
l cfgVirMediaDisable オブジェクトが 0(有効)に設定されていることを確認します。
l 仮想メディア機能を有効にするには、cfgVirMediaDisable オブジェクトを変更します。 racadm config コマンドを使って
オブジェクトをリセットし、その後システムを再起動します。
仮想メディアデバイスがドライブ文字 C として表示されま
す。 この問題はスクリプトに影響します。 どうやってドライブ
文字を変更しますか?
デフォルトでは、Dell 仮想メディアフロッピーデバイスは Windows システムにはディスクドライブデバイスとして認識されます。 この種
のデバイスは Windows ではドライブ文字がアルファベット順で C より後の文字で列挙されます。 Dell 仮想メディアフロッピーデバイス
は、racadm コマンドを使用すると、スーパーフロッピードライブとして認識されるように設定できます。 仮想メディアデバイスを設定した
後、システムのインストール時またはドライブの最初の検出時に、オペレーティングシステムは仮想フロッピーデバイスにドライブ文字 A
または B を割り当てます。
Dell 仮想メディアフロッピーデバイスをスーパーフロッピーデバイスとして設定するには、次の手順に従います。
1. 次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgRacVirtual -o cfgFloppyEmulation 1
2. システムを再起動します。