Users Guide
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仮想メディアの設定および使い方
Dell™RemoteAccessController4ファームウェアバージョン 1.30 ユーザーズガイド
概要
管理下システムでのオペレーティングシステムの要件
仮想メディアプラグインのインストール
仮想メディア機能の使い方
仮想メディア機能の有効と無効
オペレーティングシステムに適した仮想フロッピー機能の設定
racvmcli
よくあるお問い合わせ(FAQ)
概要
仮想メディア機能では、管理下システムに仮想フロッピーディスケットドライブと仮想 CD ドライブが用意され、ネットワーク上のどこからでもスタンダードメディアを使用できます。 (図 7-1には、仮想メデ
ィアのアーキテクチャ全体を示します)。 この機能を使って、システム管理者はリモートからの管理下システムを起動する、アプリケーションをインストールする、ドライバをアップデートする、または仮想
CD/ フロッピーディスケットドライブから新しいオペレーティングシステムをリモートでインストールするなどの操作を実行できます。
図 7-1. 仮想メディアのアーキテクチャの全体
管理下システムには DRAC 4 カードがインストールされています。 仮想 CD とフロッピードライブは DRAC 4 に内蔵された 2 つの電子デバイスで、DRAC 4 ファームウェアによって制御されます。
管理ステーションは、ネットワーク間で物理メディアまたはイメージファイルを提供します。 仮想メディア機能が動作するには、仮想メディアプラグインが管理ステーションにインストールされている必要
があります。 RAC ブラウザを初めて起動し、仮想メディアページにアクセスする場合には、仮想メディアプラグインが DRAC 4 Web Server からダウンロードされ、管理ステーションに自動的にインスト
ールされます。
仮想メディアが接続されていると、管理下システムからのすべての仮想 CD/フロッピードライブアクセス要求がネットワーク間の管理ステーションに向けられます。 仮想メディアが接続されていない場合
には、管理下システムの仮想デバイスはメディアのない 2 つのドライブのように動作します。 仮想メディアには、最低 128 Kbps の使用できるネットワーク帯域幅が必要です。
現在、仮想フロッピードライブは 1.44 フロッピーディスケットを持つ レガシー 1.44 フロッピードライブ、1.44 フロッピーディスケットを持つ USB フロッピードライブ、および USB キーに接続が可能です。
仮想 CD-ROM ドライブは、CD-ROM、DVD、CDRW、CD-ROM メディアとのコンビネーションドライブ、または ISO9660 フォーマットの CD-ROM イメージファイルに接続することができます。 仮想
CD-ROM ドライブは、CD-ROM メディアを持つ USB CD-ROM に接続することもできます。
仮想メディアは、単一セッション / 単一トラックの CD/DVD/イメージデータをサポートしています(つまり、複数セッションや音楽 CD などはサポートしていません)。
管理下システムでのオペレーティングシステムの要件
仮想メディアは次のオペレーティングシステムを実行しているシステムでサポートされています。
l Microsoft
®
Windows
®
2000 Server の Service Pack 4
l WindowsServer™2003
メモ:これら 2 つのデバイスは、仮想メディアの接続の有無にかかわらず、管理下システムのオペレーティングシステムと BIOS に常時存在します。 仮想メディアを接続するのは、メディアを仮
想デバイスに挿入するのと同じようなものです。
メモ:接続中に仮想メディアを変更すると、システムの起動順序が停止してしまう恐れがあります。