Users Guide
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DRAC/MC の概要
Dell™RemoteAccessController/ModularChassisバージョン 1.3 ユーザーズガイド
TheDell™RemoteAccessController/ModularChassis(DRAC/MC)は、DellPowerEdge™モジュラサーバーシステムのリモート管理、クラッシュしたシステムのリカバリ、電源制御などの機能を
提供するハードウェアおよびソフトウェアのシステム管理ソリューションです。
DRAC/MC は、電圧、温度、ファン速度などに関連する警告やエラーを電子メールで送信するように設定できます。 DRAC/MC のモジュールには、システムイベントログ(SEL)を使ったイベントデータの
ログ記録をサポートする独自のベースボード管理コントローラがあります。 イベントデータは DRAC/MC の Web インタフェースか racadm コマンドを使って取得できます。
バージョン 1.1 から DRAC/MC は冗長 DRAC 機能をサポートしています。 詳細については、「冗長 DRAC/MC 環境の仕組み」を参照してください。
DRAC を使い始めるには、「DRAC/MC のインストールおよび設定」を参照してください。
DRAC/MC バージョン 1.3 の新機能
DRAC/MC 1.3 に関する次の変更がこのガイドブックに記載されています。
l Dell PowerEdge 1955 のサポートを追加
l 新しい冗長性ポリシーを使ってさまざまなサーバーブレードへの電源の割り当て方法を変更
l ユーザー設定可能なサーバー名のサポートを追加
l 3 つの新しい RACADM コマンド:"crdisconnect"、"getmacaddress"、"vmdetach" を追加
l オブジェクト定義を新しい "cfgChassisPower" と "cfgServerInfo" のプロパティデータベースグループに追加
l リモート RACADM のサポートを追加
l 設定オブジェクトのバックアップと復元のサポートを追加
l マルチセッション CD/DVD サポート、仮想メディア(CD/DVD)ソフトウェアの取り出し、ビューア ID サポート、およびユーザー設定可能なポートの新機能を Avocent Digital Access KVM モジュ
ールに追加
l SUSE®LINUX Enterprise Server(バージョン 9)のサポートを追加
システムの概要
システムには最大 10 個のサーバーモジュール(またはブレード)を含めることができます。 サーバーモジュールは個別のサーバーとして機能し、マイクロプロセッサ 2 個、ホットプラグ可能なハードドラ
イブ 2 基、メモリモジュール 8 個まで搭載できます(図 1-1 および 図 1-2 を参照)。DRAC/MC は、各サーバーモジュールの BMC と通信しながらサーバーモジュールをモニタします。 サーーバーモ
ジュールがシステムとして機能するためには、電源、ファンモジュール、管理モジュール(DRAC/MC)、KVM スイッチまたはパススルーモジュール、およびネットワーク接続性のために少なくとも 1 つの
I/O モジュールをサポートしている Dell モジュラサーバーエンクロージャに挿入します。 電源、ファン、DRAC/MC、I/O モジュールは、Dell モジュラサーバーエンクロージャ内のサーバーモジュールの
共有リソースとなります。 また、オプションの外付け USB(Universal Serial Bus)ディスケットドライブや外付け USB CD ドライブがシステムに同梱されている場合もあり、これらはサーバーモジュール
のセットアップと設定に使用できます。
図 1-1. Dell PowerEdge 1855 のシステム概要
DRAC/MC バージョン 1.3 の新機能
システムの概要
DRAC/MC モジュールの機能
ハードウェア仕様
対応リモートアクセス接続
DRAC/MC のシステム機能
DRAC/MC のセキュリティ機能
対応プラットフォーム
対応 Web ブラウザ
その他の必要マニュアル
メモ:動作と冷却が正しく行われるように、システムをオンにする前に、すべてのベイにサーバーモジュールかブランクを挿入する必要があります。