Users Guide
仮想メディアを接続すると、管理下システムからの仮想 CD/フロッピードライブへのアクセス要求はすべてネットワーク中の管理ステーションへ送られます。 仮想メディアが未接続のときは、管理下シス
テム上の仮想デバイスは、単にメディアのない 2 台のドライブのように動作します。
現在、仮想フロッピードライブは、1.44 MB フロッピーディスクをセットした従来の 1.44 MB フロッピードライブ、1.44 MB フロッピーディスクをセットした USB フロッピードライブ、1.44 MB フロッピーイメー
ジ、および Dell USB キーに接続することができます。仮想 CD/DVD ドライブは、CD/DVD または ISO イメージに接続できます。
管理下システム要件
表 9-8 に、コンソールリダイレクトと仮想メディアのセッションを実行するための、管理ステーションにおけるシステム要件を示します。
表 9-8. 管理ステーションシステム要件
仮想メディア機能の使い方
仮想メディア機能を使用するときは、管理ステーションから次の手順を実行します。
1. コンソールリダイレクトセッションを開始します。
2. 仮想メディアデバイスをリモートシステムに連結します。
3. 仮想メディアを仮想メディアデバイスに接続します。
以上の処理を実行するために必要な手順について以降に説明します。
コンソールリダイレクトセッションの開始
1. 「コンソールリダイレクトセッションの開始」にある処理を実行します。
2. コンソールリダイレクト について、サーバーブレードの選択 の列で、ターゲットのリモートシステムとして選択されているサーバー名を記録します。 この情報は次の項で必要となります。
仮想メディアデバイスのリモートシステムへの連結
1. Remote Access Controller/Modular Chassis ウィンドウの左側のウィンドウペインの DRAC/MC を展開し、 メディア をクリックします。
サーバーブレードの選択 の下に使用可能なすべてのサーバーモジュールがリスト表示されます。
2. サーバーブレードの選択 の下の 仮想 メディア 画面で、「コンソールリダイレクトセッションの開始 」で指定したサーバーを選択し、連結 をクリックします。
メモ:仮想メディアセッションを実行するには、管理ステーションに JAVA Runtime Environment(JRE)のバージョン 1.4.2 以上をインストールしておく必要があります。
コンポーネン
ト
最少要件
プロセッサ
Intel®Pentium™650MHzまたは同等のもの
RAM
128 MB
ネットワーク
接続
10BaseT または 100BaseT(100BaseT 推奨)
オペレーティ
ングシステム
l Windows 2000 Workstation、Server、または Terminal Server、Service Pack 4 以上
メモ:Windows 2000 Server のインストールに仮想メディアを使用するときは、仮想ドライブのアクセスに必要な Service Pack 4 のビルトインがそのインストール CD
に含まれている必要があります。 この要件は、Windows 2000 Server で仮想ドライブを使用するときにも適用されます。 このドライブは Service Pack 4 が正常にイ
ンストールされるまで表示されません。
l Windows XP Home または Professional Edition
l Windows Server 2003, Standard, Enterprise、または Web Edition
l Red Hat Enterprise Linux(バージョン 3)Advanced Server(ES、AS、および WS)
l Red Hat Enterprise Linux(バージョン 4)Advanced Server(ES、AS、および WS)
l SUSE Linux Enterprise Server(バージョン 9、SP3)
ビデオ
l XGA ビデオ(グラフィックアクセラレータ搭載)
l 800 x 600 解像度
l 最低 256 色のカラーパレット