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コンソールリダイレクトの使い方
コンソールリダイレクト ページは、ローカルの管理ステーション側のキーボード、ビデオ、およびマウスを使って、リモートの管理下システム側の対応するデバイスを制御するリモートシステムを管理
するためのものです。 この機能は、仮想メディア機能とともに使用して、リモートソフトウェアインストールを実行することができます。
コンソールリダイレクトセッションには次の規則が適用されます。
l コンソールリダイレクトの対応セッション数は 1 つのみです。
l コンソールリダイレクトセッションの接続可能なターゲットシステム数は 1 つです。
l コンソールリダイレクト表示アプリケーションの実行中は、サーバー選択 オプションは使用不可となります。 別のサーバーを選択するときは、アプリケーションを閉じ、別サーバーを選択してか
ら、そのアプリケーションを再度開きます。
コンソールリダイレクトセッションの開始
コンソールリダイレクトセッションを開くと、Dell デジタル KVM 表示アプリケーションが起動され、リモートシステムのデスクトップがビューアに現われます。 この デジタル KVM 表示アプリケーションを使
用すると、ローカルまたはリモートの管理ステーション からシステムのマウスおよびキーボード機能を制御することができます。
コンソールリダイレクトセッションを開くときは、以下の手順に従います。
1. 管理ステーションで Web ブラウザを開きます。
2. DRAC/MC に接続し、ログインします。
デフォルトのユーザー名は root、デフォルトのパスワードは calvin です。
3. 左側のウィンドウペインの DRAC/MC を展開し、コンソール をクリックします。
4. サーバーブレードの選択 の コンソールリダイレクト 画面で、対象の PowerEdge システムを選択します。
5. ビューアアプリケーションの起動 をクリックします。
Dell デジタル KVM 表示アプリケーション ウィンドウが、リモートシステムのデスクトップのアプリケーションウィンドウに現われます。
6. リモートシステムのデスクトップにマウスポインタが二つ現われた場合は、管理ステーションとリモートシステムのマウスポインタを同期させます。 「マウスポインタの同期」を参照してください。
デジタル KVM 表示アプリケーション の使い方
「Java-powered」された Dell デジタル KVM 表示アプリケーションが管理ステーションとリモートシステムの間のユーザーインタフェースを提供することで、管理ステーション側からリモートシステムのデ
スクトップを参照し、そのマウスやキーボード機能を制御することができます。 リモートシステムに接続されると、デジタル KVM 表示アプリケーションが別ウィンドウで起動されます。
デジタル KVM 表示アプリケーション は、ビデオ補正、マウスアクセラレータ、スナップショットなど、様々な制御調整機能を提供します。 これらの機能の詳細については、ヘルプ をクリックしてください。
コンソールリダイレクトセッションを開始し、デジタル KVM 表示アプリケーション ウィンドウが表示されたら、リモートシステムを正しく表示・制御するため、次のコントロールを調整する必要があります。
調整内容には以下が含まれます。
l ビデオ画質の調整
メモ:コンソールリダイレクトでは、最低 128 Kbps のネットワーク帯域幅が必要です。
注意:コンソールリダイレクトを使用可能にするときは、すべてのブラウザに Sun Java 仮想マシンプラグイン (バージョン 1.4.2 以上)がインストール済みで、Java キャッシュがクリアされてお
り、使用オペレーティングシステムの Java プラグインコントロールパネルから使用できなくなっていることが必要です。 詳細に関しては、「DRAC/MC システムの機能」を参照してください。
メモ:コンソールリダイレクトセッションを開設すると、管理下システムはそのコンソールがリダイレクトされていることを表示しません。
メモ:コンソールリダイレクト ページで 起動 をクリックすると、Digital Access KVM は KVM ビューアアプリケーションが起動できるように、最高 3 分間は DRAC/MC のユーザーセッションキ
ーを維持します。DRAC/MC Web ページにあるコンソールリダイレクトの 起動 ボタンは、コンソールリダイレクト証明書の受信メッセージボックスをキャンセルした場合でも、3 分間は無効になり
ます。起動 ボタンをクリックした後、DRAC/MC Web ページが更新される前にその他のリンクをクリックすると、起動 ボタンは次の 3 分間は無効になることがあります。
メモ:この処理はネットワークの接続速度によって完了するまでに数秒ほどかかることがあります。
メモ:アプリケーションが起動した後、複数のメッセージボックスが表示される場合があります。 アプリケーションへの不正なアクセスを防ぐために、これらのメッセージボックスは 3 分間
内に参照します。そうしない場合は、アプリケーションの再起動が求められます。
メモ:ビューアアプリケーションの起動 をクリックした後は、Digital Access KVM は DRAC/MC ユーザーセッションを最高 3 分間ロックします。この間、ビューアアプリケーションの
起動 ボタンは、コンソールリダイレクト証明書の受信ポップアップウィンドウをキャンセルした場合でも、無効になります。
メモ:以降の手順の最中にいくつかのセキュリティ警告 ウィンドウが表示された場合は、そのウィンドウに示された内容を読んでから、はい をクリックして続行します。
メモ:DRAC/MC バージョン 1.2 以前では、ユーザーが複数のコンソールリダイレクトまたは仮想メディアセッションを同じクライアントの異なる Digital KVM に対して開いている場合は、これらの
セッションを区別することは簡単なことではありませんでした。DRAC/MC バージョン 1.3 以降では、<シャーシ名 - サーバー名> という形式で、コンソールリダイレクト / 仮想メディアアプリケーシ
ョンのタイトルバーに識別を表示する機能が搭載されています。<シャーシ名> フィールドが設定されていない場合は、<シャーシサービスタグ - サーバー名> という形式で識別が表示されます。
この形式は、Digital Access KVM ファームウェアバージョン 01.10.xx 以降でのみ使用できます。