Users Guide
ポート設定の構成
Digital Access KVM 設定 ページでは、DKVM ポート番号を設定することもできます。表 9-5 ではポート番号の設定について説明し、DKVM が使用するポートを特定しています。
表 9-5. デジタル KVM ポート番号の設定
その他のオプション
Digital Access KVM 設定 ページには、表 9-6 に示すようなその他のボタンもあります。
表 9-6. Digital Access KVM 設定ページ内のボタン
ネットワークセキュリティの設定
ネットワークセキュリティの確保
DRAC/MC および KVM では、証明書管理を使用して DRAC/MC のネットワーク通信のセキュリティを保護しています。
証明書管理の概要
証明書署名要求(CSR)とは、認証局(CA)へのセキュアサーバー証明書の電子要求です。 セキュアサーバーの証明書を使用すると、リモートシステムの身元を確認し、リモートシステムとやり取りす
る情報を他者が表示したり変更したりできないようになります。 DRAC/MC および KVM のセキュリティを確保するには、CSR を生成し、CSR を CA に送信して、CA から返された証明書をアップロードす
ることをお勧めします。
認証局(CA)は、高水準で信頼できる審査、身元確認、その他の重要なセキュリティ要件を満たしていることが IT 業界で認められたビジネス組織です。 CA には、Thawte や VeriSign などがあります。
CA は CSR を受信すると、CSR 内の情報を確認、検証します。 申請者が CA のセキュリティ基準を満たしている場合は、CA が申請者に証明書を発行します。この証明書によって、ネットワークやイン
ターネット上のトランザクションに対し申請者を一意に識別できます。
CA が CSR を承認し、証明書が送られてきたら、それをファームウェアにアップロードします。KVM ファームウェアに保存する CSR 情報は、証明書に含まれている情報と一致していなければなりませ
ん。
詳細については、「リモートシステムの管理と回復」を参照してください。
グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)コンソールリダイレクトの使用
DRAC/MC および KVM コンソールリダイレクト機能を使うと、ローカルサーバーまたはスイッチコンソールにグラフィックまたはテキストモードでリモートからアクセスできます。
今日の高度なネットワークとインターネットの技術があれば、1 つ 1 つサーバーの前に座って定期メンテナンスを実行する必要はありません。 別の町や地球の反対側にいても、デスクトップやラップトッ
プからサーバーを管理できます。 また、リモートから即座に他のユーザーと情報を共有することもできます。
二重モード
ネットワーク環境に合わせて、通信モードを全二重または半二重に設定します。オートネゴシエーション が オン の場合、このオプションは使用できません。
ネットワーク速度
ネットワーク環境に合わせてネットワーク速度を 100Mb または 10 Mb に設定します。オートネゴシエーション が オン の場合、このオプションは使用できません。
設定
説明
コンソール
キーボード / マウスポート
キーボードとマウス用にユーザーが指定したポートを表示します。
デフォルトのポートは 2068(DRAC/MC ファームウェアバージョン 1.3 と Digital Access KVM ファームウェアバージョン 01.10.xx でのみ設定可能)です。
ビデオポート
ビデオ用にユーザーが指定したポートを表示します。
デフォルトのポートは 8192(DRAC/MC ファームウェアバージョン 1.3 と Digital Access KVM ファームウェアバージョン 01.10.xx でのみ設定可能)です。
メディア
仮想メディアポート
仮想メディア用にユーザーが指定したポートを表示します。
デフォルトのポートは 3668(DRAC/MC ファームウェアバージョン 1.3 と Digital Access KVM ファームウェアバージョン 01.10.xx でのみ設定可能)です。
ボタン
処理
印刷
Digital Access KVM 設定 ページを印刷します。
更新
Digital Access KVM 設定 ページを再ロードします。
変更の適用
Digital Access KVM 設定 ページに加えた変更を保存します。
メモ:ご使用の Dell モジュラサーバーエンクロージャは電源が投入され、KVM でこの機能を使用するように設定されていることが必要です。