Users Guide
コンソールリダイレクトの使い方
サーバーモジュール BIOS では、コンソールリダイレクト用として次のオプションを用意しています。
l DRAC/MC を利用すると、サーバーモジュールのコンソールリダイレクトを行うことができます。.
l BMC SOL を使用すると、BMC シリアルオーバー LAN 接続が有効になります。
l オフ を使用すると、サーバーモジュールからコンソールリダイレクトが無効になります。
シリアルコネクタの使い方
DRAC/MC モジュールのシリアルコネクタは 9 ピン D 超小型コネクタを使用しています。 シリアルポートを使った構成については、DRAC/MC コントローラのマニュアルを参照してください。
シリアル接続を使った DRAC/MC ヘルプコマンドへのアクセス
DRAC/MC からコンソールリダイレクトユーティリティを使って、以下の手順に従います。
1. DRAC/MC セッションを開きます。 ハイパーターミナルプログラムを開始するには、「シリアルコンソールリダイレクトのためのハイパーターミナルの設定」を参照してください。 DRAC/MC のログ
イン画面が表示されます。
2. ユーザー名とパスワードを入力します。 デフォルトのユーザー名は root、デフォルトのパスワードは calvin です。
DRAC/MC: コマンドプロンプトが表示されます。
3. コマンドに関する情報にアクセスするときは、DRAC/MC: プロンプトに次を入力します。
help <コマンド名>
たとえば、help getsysinfo と入力すると、getsysinfo コマンドの構文が返ります。
4. RACADM コマンドのリストを表示するには、DRAC/MC: プロンプトで次のように入力します。
racadm help
管理ステーションからのコンソールリダイレクト
telnet またはターミナルエミュレーションアプリケーションを使って、DRAC/MC コンソールに連結してログインします。サーバーコンソールをリダイレクトするには、次のように入力します。
connect <サーバー名>
たとえば、サーバーモジュール 6 に接続する場合は、次のコマンドラインを入力します。
connect server-6
スイッチコンソールをリダイレクトするには、次のように入力します。
connect switch-<スイッチ番号>
たとえば、スイッチモジュール 1 に接続する場合は、コマンドラインで次のように入力します。
connect switch-1
これで、指定したモジュールに接続します。
DRAC/MC コンソールに戻るには、<Enter> を押し、波型ダッシュ(~)を押してからピリオド(.)を押します。
メモ:DRAC/MC の connect <サーバー名> 機能を使用するには、サーバーが起動する前に BIOS のコンソールリダイレクトを設定します。その他の値に設定されている場合は、その
サーバーに connect コマンドを実行すると、「接続しています」というメッセージが表示され、接続は確立しません。
PowerEdge 1955 サーバーモジュールで DRAC/MC の connect <サーバー名> 機能を使用するには、コンソールリダイレクト 機能をオンにします。
メモ:BIOS コンソールリダイレクトのフェールセーフのボーレートと DRAC/MC リダイレクトのポートのボーレートが一致する必要があります。 DRAC/MC のボーレートが BIOS フェール
セーフのボーレートと一致するように設定するには、cfgRacTuneHostCom2BaudRate データベースオブジェクトの値を変更します。オブジェクトの詳細については、
「cfgRacTuneHostCom2BaudRate(読み取り / 書き込み)」を参照してください。
メモ:このオプションは、PowerEdge 1955 サーバーモジュールでは使用できません。
メモ:コンソールリダイレクトオプションが PowerEdge 1855 サーバーモジュールで BMC SOL に設定されている場合は、connect -F <サーバー名> コマンドを実行すると、
DRAC/MC に強制的に接続されます。この機能は DRAC/MC ファームウェアバージョン 1.2 以降で利用できます。
メモ:エスケープシーケンスは、cfgSerialConsoleQuitKey プロパティのデフォルト値を修正することで変更できます。 「DRAC/MC オブジェクトとコマンドプロパティ」に、全デフォルトプ
ロパティ値のリストを掲載しています。