Users Guide
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テキストモードシリアルコンソールリダイレクトの使い方
Dell™RemoteAccessController/ModularChassisバージョン 1.3 ユーザーズガイド
概要
コンソールリダイレクトの使い方
概要
DRAC/MC コンソールリダイレクト機能を使うと、ローカルサーバーまたはスイッチコンソールにテキストモードのみでリモートからアクセスできます。
今日の高度なネットワークとインターネットの技術があれば、1 つ 1 つサーバーの前に座って定期メンテナンスを実行する必要はありません。 イントラネットアクセスを利用すると、別の町や地球の反対
側にいても、デスクトップやラップトップからサーバーを管理できます。 また、リモートから即座に他のユーザーと情報を共有することもできます。
サーバーコンソールをリダイレクトする場合、Microsoft®Windows®Server™2003、Red Hat®Enterprise Linux、または SUSE®Linux Enterprise Server オペレーティングシステムの起動プロセ
ス中の表示が異なります。Microsoft Windows Server 2003 では、オペレーティングシステムの起動後に Special Administration Console(SAC)が表示されます。Red Hat Enterprise Linux および
SUSE Linux Enterprise Server では、オペレーティングシステムの起動後にコマンドシェルが表示されます。
サーバーモジュールでのセットアップユーティリティの設定
出力をシリアルポートにリダイレクトするようにシステムセットアップユーティリティを設定するには、次の手順に従ってください。
1. サーバーモジュールをオンにするか再起動します。
2. 次のメッセージが表示されたら、すぐに <F2> を押します。
<F2> = System Setup
(<F2> = セットアップユーティリティ)
3. 下へスクロールし、コンソールリダイレクト を選択します。
4. コンソールリダイレクト 画面を次のように設定します。
コンソールリダイレクト – DRAC/MC と BMC Serial Over LAN(SOL)
リモートターミナルの種類 – 必要に応じて ANSI または VT100/VT200
起動後のリダイレクト – 有効
5. BIOS フェールセーフのボーレートが、DRAC/MC オブジェクト「cfgRacTuneHostCom2BaudRate(読み取り / 書き込み)」と同じに設定されていることを確認します(デフォルト = 57600)。
6. PowerEdge 1955 サーバーモジュールでは、BIOS フェールセーフボーレートが、 DRAC/MC オブジェクト「cfgServerBMCBaudRate(読み取り専用)」と同じに設定されていることを確認します
(デフォルト = 57600)。
7. サーバーモジュールのセットアップユーティリティの設定を完了するには、<Esc> を押してサーバーモジュールのセットアップユーティリティを終了します。
メモ:Microsoft Windows®2000 Server オペレーティングシステムでは、SAC は使用できません。この機能は Windows Server 2003 オペレーティングシステムでサポートされています。
メモ:Windows ベースの telnet クライアントでのデフォルトの復帰 /改行(CRLF)設定により、テキストモードのコンソールリダイレクト機能は、Linux オペレーティングシステムを実行しているサ
ーバーモジュールでは正しく機能しない場合があります。この問題は、コンソールリダイレクトを使って I/O モジュールに接続する場合にも発生することがあります。この問題を修正するには、
Windows telnet コマンド unset crlf を使って CR(復帰)文字のみを送信するように、telnet クライアントのCRLF オプションを設定します。
メモ:セットアップユーティリティは connect serial/telnet コマンドと一緒に設定します。
メモ:各モジュールについて、ローカルで次のコマンドシーケンスを実行します。これらのステップを完了すると、サーバーコンソールをリモートで DRAC/MC にリダイレクトできるようになります。
メモ:Dell™PowerEdge™1955サーバーモジュールが搭載されている場合は、シリアル通信 を選択します。
メモ:PowerEdge 1955 サーバーモジュールでは、シリアル通信 画面を
シリアル通信 – COM2 のコンソールリダイレクトでオン に設定します。
メモ:ターミナルが VT100 モードで、正しい選択項目を表示できない場合は、プロパティ メニューでターミナルを VT200 に変更してください。 これで選択項目を表示できるはずです。 少
しでもカーソルを移動すると、選択項目が見えなくなります。 選択項目が見えなくなった場合は、VT100 に切り替えると、再び表示されます。