Users Guide
容量が確保されます。シャーシの電力消費量が残り 3 つの電源装置の定格電源を超える場合、サーバーモジュールの電源を投入することはできません。
このモードで 2 つの電源装置が故障すると、シャーシ内の一部またはすべてのサーバーモジュールの電源が切れてしまう可能性があります。
サーバーモジュールはこのモードではスロットルされません。
l 2+2 冗長性モード:このモードでは、2 つの電源装置の故障時にサーバーモジュールとシャーシの電源が切れてしまわないように、シャーシ内には 2 つの最大定格を持つ電源装置の容量が確
保されます。シャーシ内の PowerEdge 1955 サーバーモジュールは、シャーシの電力消費量が残り 2 つの電源装置の定格電源を越えるとスロットルされます。このようにして、シャーシの電
力消費量の合計は、2 つの最小定格の電源装置の定格容量内に維持されます。
このモードでは 2 つの電源装置が故障しても、サーバーモジュールの電源が喪失することはありません。
このモードでスロットルされるのは、PowerEdge 1955 サーバーモジュールだけです。スロットルは、CPU の負荷サイクルを変更することで、サーバーモジュールの電力消費量を低減します。こ
のモードでは、ブレードの性能は約 50% 低下します。
真の 2+2 冗長性を実現するには、2 つの電源装置を 1 つの AC 回路に接続し、別の 2 つの電源装置を別の AC 回路に接続します。このように接続し、2+2 冗長性ポリシーを選択すると、1 つ
の AC 回路が故障した場合でもシャーシの電源は維持されます。
このモードでは、電源投入済みの PowerEdge 1955 サーバーモジュールをスロットルすると、新しいサーバーモジュールの電源を投入できます。PowerEdge 1955 サーバーモジュールでは、
最も高いスロット番号からスロットルされ、最も低いスロット番号からスロットル解除されます。
サーバー概要の表示
DRAC/MC バージョン 1.3 のこの新機能を使って、サーバー名を設定できます。サーバーはスロットの場所に応じて名前が付けられます(サーバー-1、サーバー-2、...、サーバー-10 等)。
DRAC/MC バージョン 1.3 では、サーバー名はデフォルトで、前の DRAC/MC ファームウェアバージョンと同じ値になります。ただし、名前は Web および CLI インタフェースから変更できます。
各サーバー名は 15 文字以内で入力します。設定されるサーバー名は、サーバー自体でなくシャーシ内のスロットに固有です。したがって、サーバーをスロット間で移動する場合は、サーバー名はサー
バーと同じ名前にはなりません。サーバー名は、サーバーがスロットにない場合でも設定可能です。
サーバー概要 ページで、システム内のサーバーブレードに関する概要情報を表示できます。
サーバー概要 ページには、次の情報が表示されます。
表 5-25. サーバー概要フィールド
サーバー名の設定
1. 設定 タブ、 サーバー サブタブの順にクリックします。
2. 編集するサーバー名をクリックします。
3. サーバー名の変 更 ページで、サーバー名の値を編集します。
4. 変更の適用 をクリックします。
メモ:3+1 はデフォルトの 冗長性ポリシー 設定です。
メモ:n がサーバーのスロット番号でない場合は、サーバーを サーバー-<n> に名前変更することはできません。
フィールド
説明
サーバーの場所
サーバーモジュールが設置されているスロットを示します。
サービスタグ
サーバーモジュールサービスタグを表示します。
サーバー名
ユーザー割り当てたサーバーモジュール名を表示します。
BMC MAC アドレス
BMC の MAC アドレス(使用可能な場合)を表示します。
BMC ボーレート
BMC の現在のボーレートを表示します。
ネットワーク 1 MAC アドレス
サーバーモジュールの最初の MAC アドレス(使用可能な場合)を表示します。
ネットワーク 2 MAC アドレス
サーバーモジュールの 2 番目の MAC アドレス(使用可能な場合)を表示します。
メモ:このオプションは、PowerEdge 1855 モジュールでは使用できません。
メモ:サーバー名フィールド内の文字がすべて削除されると、サーバー名はデフォルト値にリセットされます。