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電源バジェット状態の表示
電力バジェット状態 ページでは、全般的電源状態、電力消費量、および電源共有に関する情報を表示できます。
電源バジェット状態 ページには、次のような情報が表示されます。(表 5-24 を参照してください。)
表 5-24. 電源バジェット状態の値
電源装置の冗長性
DRAC/MC ファームウェアバージョン 1.3 は、新しい電源装置の冗長性の実装を採用しています。重要な機能は次のとおりです。
l 2+2 および 3+1 の電源装置冗長性モードのサポート
l 電源要件が電源残量を超える場合に、2+2 冗長モードで DellPowerEdge™1955サーバーモジュールを CPU スロットリング
重要な要件
l 冗長性ポリシーの選択項目を使用可能にするには、4 つの 2100 W 電源装置(またはそれ以上)をシャーシに取り付ける必要があります。
説明
l 冗長性なし:このモードでは、すべての電源装置の電力を使って、サーバーモジュールの電源を入れることができます。いずれかの電源装置が故障すると、サーバーモジュールの電源が喪失
する場合があります。
l 3+1 冗長性モード:このモードでは、いずれか 1 つの電源装置が故障したときに、サーバーモジュールとシャーシの電源が切れてしまわないように、シャーシ内には最大定格を持つ電源装置の
l 警告(黄の三角形)
l 重要(赤の x)
l 使用不可(空白)
名前
モジュールの名前を表示します。
存在
モジュールがシャーシに取り付けられているかどうかを示します。
電源状況
現在の電源状況:ON、OFF 、Throttled、N/A(コンポーネントがない場合)を表示します。
サービスタグ
モジュールのサービスタグがある場合は、それを表示します。
属性
値
全般的電源状態
シャーシの電源状態:OK、Warning、Failed、N/A を表示します。
冗長性ポリシー
選択された冗長性ポリシー:冗長性なし、3+1、2+2 を表示します。
冗長性なし:このモードでは、電源は確保されておらず、電源装置の故障時に十分な電源を利用できない場合は、シャーシとサーバーモジュールの電源が切れてしまう
可能性があります。
3+1:このモードでは、いずれか 1 つの電源装置の故障に備え、シャーシとサーバーモジュールに十分な電源が供給されるように、最大定格を持つ電源装置の容量が確
保されます。
メモ:3+1 はデフォルトの 冗長性ポリシー 設定です。
2+2:このモードでは、2 つの電源装置が故障した場合でも、シャーシの電源が切れないように、最大定格を持つ 2 つの電源装置の容量が確保されます。
冗長性
システムの電源設定が冗長状態の場合に表示されます。
使用可能な電源総容量
エンクロージャに取り付けられたすべての電源装置が持つ 12V DC ワット数の総容量を示します。
冗長性の確保
設定された冗長性ポリシーに対応するために確保された電源を示します。
ロードの共有オーバーヘ
ッド
複数の電源装置が並行して負荷を共有している場合の電源の低下を示します。
シャーシ基本消費量
シャーシの起動に必要な電源を示します。
サーバー消費量
エンクロージャに設置および電源投入されているすべてのサーバーモジュールの電力消費量の合計を示します。
総合消費量
システムが消費した総電源を示します。 この値は、サーバー消費量、シャーシ基本消費量、およびロードの共有オーバーヘッドの合計です。
電源残量(予備電源を除
く)
エンクロージャにセットされた別のサーバーモジュールの電源を投入する場合に使用できる電源残量を示します。冗長性ポリシー要件を満たすために確保された電源
は、この値から除外されます(「冗長の確保」を参照)。
シャーシ電源状態表
取り付けられている各電源装置モジュールの状態と定格ワット数を表示します。
サーバーモジュール電力
消費表
各サーバーモジュールが消費したワット数を表示します。
メモ:電力バジェット状態の値は、各モジュール / システムの最大電力消費量を反映する静的な値です。これらの値は、各モジュール / システムの実際の動的な電力消費レベルは反映していま
せん。