Administrator Guide
DR Series システムのネットワーク設定
DR Series システムの使用を開始する前に、次のネットワークの前提条件を満たす必要があります。
• ネットワーク:イーサネットのケーブルおよび接続を使用して、アクティブなネットワークが使用可能で
あること。
メモ: DR Series システムに 1-GbE NIC が装備されている場合は、CAT6(または CAT6a)銅線ケーブル
の使用を推奨します。DR Series システムに 10-GbE NIC が装備されている場合は、CAT6a 銅線ケーブ
ルの使用を推奨します。
メモ: DR Series システムに 10-GbE 拡張 Small Form-Factor Pluggable(SFP+)NIC が装備されている場合
は、デルでサポートされている SFP+ LC 光ファイバトランシーバまたは Twinax ケーブルを使用する
必要があります。
• IP アドレス:DR Series システムに使用する IP アドレスを用意しておく必要があります。DR Series システ
ムは、デフォルトの IP アドレスとサブネットマスクアドレスが設定された状態で出荷されます。このア
ドレスは、初期システム設定時にのみ使用してください。
メモ: 静的モードの IP アドレス指定を選択する場合は、デフォルトの IP アドレスから置き換える IP
アドレスを用意しておく必要があります。それ以外の場合は、DHCP モードの IP アドレス指定を使
用するように選択します。
初期設定を行うには以下が必要です。
– システムの IP アドレス
– サブネットマスクアドレス
– デフォルトのゲートウェイアドレス
– DNS サフィックスアドレス
– プライマリ DNS サーバー IP アドレス
– (オプション)セカンダリ DNS サーバー IP アドレス
• NIC 接続:NIC 接続ボンディングを設定する場合は、DR Series システムがデフォルトで NIC インタフェー
スを 1 つの結合されたチームとしてまとめて設定すること(および、結合された NIC がプライマリインタ
フェースアドレスになるため、IP アドレスは 1 つしか必要ないこと)を覚えておく必要があります。NIC
接続ボンディングでは、次のいずれかの設定を使用できます。
– 適応型負荷分散(ALB)。これはデフォルトの設定であり、特別なネットワークスイッチサポートは必
要ありません。データソースシステムが DR Series システムと同じサブネット上にあることを確認し
てください。詳細については、ネットワークの設定を参照してください。
– 802.3ad または動的リンクアグリゲーション(IEEE 802.3ad 規格を使用)。802.3ad には、システムを使用
する前に特別なスイッチ設定が必要です(802.3ad 設定については、ネットワーク管理者にお問い合わ
せください)。
メモ: 10-GbE NIC または 10-GbE SFP+ のボンド設定を行うには、10-GbE/10-GbE SFP+ NIC のみを接続し
ます。コマンドラインインタフェースの詳細ネットワーク機能を使用してデフォルトの工場出荷時
設定を変更することができます。
• DNS:使用可能な DNS ドメインとプライマリ DNS サーバー IP アドレスが必要です(セカンダリを設定す
る場合はセカンダリ DNS サーバー IP アドレスも必要です)。
• レプリケーションポート:DR Series システムのレプリケーションサービスでは、ファイアウォール経由
で実行されるレプリケーション操作をサポートするために、有効な固定ポートが設定されている必要があ
ります(TCP ポート 9904、9911、9915、および 9916)。
レプリケーションポートの詳細については、レプリケーション操作の管理を参照してください。システム
ポートの詳細については、DR Series システムでサポートされているポートを参照してください。
メモ: Dell DR Series システムの対応ハードウェアおよびソフトウェアの最新情報については、
dell.com/support/manuals にある『
Dell DR Series System Interoperability Guide
』(Dell DR Series システム
相互運用性ガイド)を参照してください。
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