Administrator Guide
メモ: DR Series システムは現在 Server Message Block(SMB)のバージョン 1.0 をサポートしています。
メモ: CIFS の機能制約の詳細については、dell.com/support/manuals で『
Dell DR Series System Interoperability
Guide
』(Dell DR Series システム互換性ガイド)を参照してください。
CIFS ACL サポート
DR Series システムソフトウェアは、CIFS 用のアクセス制御リスト (ACL)と共有レベル許可の使用をサポー
トします。定義上、ACL はあらゆるネットワークリソースと関連付けることができる許可のリストに過ぎま
せん。
各 ACL には、個々のユーザーまたはユーザーグループのアクセス権限を定義または記述するアクセスコント
ロールエントリ(ACE)を含めることができます。ACL は、ゼロ個(すべてのユーザーにアクセスを許可す
る)または複数個の ACE で構成することができ、各 ACE によって特定のアクセス権限がユーザー単位または
グループ単位で定義されます。
メモ: ACE リストが空(つまり、含まれているエントリがゼロ個)の場合、すべてのアクセス要求が許
可されることになります。
ACL は、特定のリソースへのアクセスが許可されたエンティティについて説明します。ACL は Windows オペ
レーティングシステムに内蔵されたアクセス制御メカニズムです。
メモ: DR Series システムでは、Microsoft Windows 管理ツールを使用して CIFS 共有の共有レベルアクセス
権限をセットアップすることができます。共有レベルアクセス権限により、共有へのアクセスを制御で
きます。詳細については、「共有レベルのセキュリティの設定」を参照してください。
メモ: BUILTIN\Administrators に含まれるユーザーは、CIFS 共有上の ACL を編集できます。ローカルの DR
Series システムの管理者は、BUILTIN\Administrators グループに含まれています。他のドメイングループ
を BUILTIN\Administrators グループに追加する場合は、Windows クライアント上の Computer Manager ツ
ールで DR Series システムにドメイン管理者として接続することにより、任意のグループを追加できま
す。この機能により、ドメイン管理者以外のユーザーが必要に応じて ACL を変更できるようになりま
す。
コンテナでのアクセスコントロールリストのサポート
すべての新規コンテナは、コンテナのルートにデフォルトのアクセス制御リスト (ACL)を適用します。このデ
フォルト ACL は、Microsoft Windows 2003 Server によって作成されるものと同じです。そのため、デフォルト
ACL が使用されるこれらの新しいコンテナでは、次の許可タイプがサポートされます。
メモ: BUILTIN\Administrators に含まれるユーザーは、CIFS 共有上の ACL を編集できます。ローカルの DR
Series システムの管理者は、BUILTIN\Administrators グループに含まれています。他のドメイングループ
を BUILTIN\Administrators グループに追加する場合は、Windows クライアント上の Computer Manager ツ
ールで DR Series システムにドメイン管理者として接続することにより、任意のグループを追加できま
す。この機能により、ドメイン管理者以外のユーザーが必要に応じて ACL を変更できるようになりま
す。
• BUILTIN\Administrators:
許可対象 フルアクセス、オブジェクト継承、およびコンテナ継承。
適用先 このフォルダ、サブフォルダおよびファイル。
•
CREATOR OWNER:
許可対象
フルアクセス、継承のみ、オブジェクト継承、およびコンテナ継承。
適用先 サブフォルダおよびファイルのみ。
20