Administrator Guide
メモ: フルバックアップと増分バックアップのサイズは、セットするテープ容量を決定します。フル
バックアップには比較的大きなテープサイズを、保存期間が短い増分バックアップには比較的小さ
いサイズを使用する必要があります。サイズの小さいテープに保存されている増分バックアップの
有効期限が短いと、以後のバックアップ用にシステムに戻される領域がリリースされることに注意
してください。
Create Containers of Type VTL.
• ベストプラクティスガイドで推奨されるタイプに従って、使用すべき TL ライブラリのタイプ(NDMP ま
たは iSCSI)を決定します。
次のリンクから、お使いの DR Series システムに対応している DMA のベストプラクティスに関するホワイ
トペーパーを含む DR Series システムのマニュアルを参照してください。
http://www.dell.com/powervaultmanuals
• GUI または CLI を使用してコンテナを作成する際は、接続タイプを iSCSI または NDMP のいずれかに指定
する必要があります。NDMP の DMA IP / ホスト名または iSCSI 接続タイプの IP/ホスト名または IQN のい
ずれかを提供する必要があります。
コンテナの作成に関する詳細な手順については、「ストレージコンテナの作成」と「VTL タイプコンテナ
の作成」のトピックを参照してください。コンテナを作成するための CLI コマンドの詳細については、
『
Dell DR Series System Command Line Interface Guide
』(Dell DR Series システムコマンドラインインタフェー
スガイド)を参照してくださいすると、
Authentication/User Management Considerations
• 次のコマンドを使用してユーザー情報を表示し、iSCSI ユーザー(iscsi_user)と NDMP user(ndmp_user)
のパスワードを管理できます。
– iscsi --show
– ndmp --show
– iscsi --setpassword
– ndmp --setpassword
これらのコマンドの使用方法については、『
Dell DR Series System Command Line Reference Guide
』(Dell DR
Series システムコマンドラインリファレンスガイド)を参照してください。
• iSCSI の場合、DR Series システム用にシステム全体の CHAP アカウントを設定する必要があります。iSCSI
VTL コンテナの作成後、CLI を使用して、システム全体の CHAP アカウント用に CHAP パスワードを設定す
る必要があります。また、Clients Page(クライアントページ) > iSCSI タブでパスワード設定できます。
GUI で CHAP パスワードを設定するための詳細については、「クライアントページ(iSCSI タブの使用)」を
参照してください。
• NDMP の場合、CLI を使用するか、クライアントページ(NDMP タブを使用)から ndmp_user のパスワー
ドを設定することができます。これらの資格証明は、DMA で NDMP-VTL を構成するために必要です。
Verify the Tape Library Creation
ライブラリが作成され、使用できるようになっているかは、次のコマンドを使用して簡単に確認できます。
•
次のコマンドを実行してコンテナのプロパティを確認します。
container --show –verbose
– 接続を最初に追加すると、NDMP/iSCSI 接続の状態が「Added」(追加済み)で表示されます。この時点
では、ライブラリは正式には作成されていません。
– 数分後に、NDMP/iSCSI 接続の状態が「Available」(使用可能)に変わります。この状態は、ライブラ
リがオンラインであり、テープドライブとメディアが使用可能であることを示しています。
162