Administrator Guide
メモ: クライアントとサーバーで時刻が一致しない場合は、ユーザースペース
(FUSE)内のファイルシステムの性質により、表示される時刻が標準的な NFS 動
作と一致しません。
ベストプラクティス:高速 CIFS
本トピックでは、DR Series システムで高速 CIFS 操作を使用する際の推奨ベストプラクティスをいくつか紹介
します。
コンテナは NFS/
CIFS 型にすること
RDA コンテナは高速 CIFS を使用できません。既存の NFS/CIFS コンテナがある場合
は、高速 CIFS を使用するために新しいコンテナを作成する必要はなく、既存のクライ
アントにプラグイン(ドライバ)をインストールすることができます。
高速 CIFS プラグイ
ン(ドライバ)はク
ライアントシステ
ムにインストール
すること
プラグインのインストール後、ファイル作成および許可変更といったメタデータ操作
は標準の CIFS プロトコルを使用しますが、書き込み操作は高速 CIFS を使用します。
高速 CIFS は、プラグインをアンインストールすることによって無効化することができ
ます。
お使いの DR Series
システムが最小設
定を満たしている
こと
高速 CIFS は、DR Series システムと、最低 4 GHz の累積処理能力および 2 GB メモリで動
作する最低 4 個の CPU コアを搭載したクライアントで利用できます。サポートされ
るオペレーティングシステムのリストについては、『
Dell DR Series System
Interoperability Guide
』(Dell DR Series システム相互運用性ガイド)を参照してくださ
い。
オペレーティングシステムをアップデートする場合は、高速 CIFS プラグインもアップ
デートする必要があります。アップデートはサポートサイト、または Clients(クライ
アント)ページの GUI 内から使用することができます。
高速 CIFS がステー
トフル
DR Series システムが停止すると、接続が切断されます。DMA は最後のチェックポイン
トから再開します。
高速 CIFS とパスス
ルーモード
高速 CIFS モードが何らかの理由で機能しなくなると、DR Series システムは自動的に通
常の CIFS モードに戻ります。詳細については、パフォーマンスの監視を参照してくだ
さい。
高速 CIFS アクセラ
レーションの制約
高速 CIFS は以下をサポートしていません。
• NAS の機能
– Optlock(ただし、単一のクライアントが書き込みを行っている場合はサポート
されます)
– バイト範囲のロック
• 非常に小さなファイル(10 MB 未満)の最適化。ファイルサイズは設定を使用して
調整できます。
• FILE_NO_IMMEDIATE_BUFFERING および FILEWRITE_THROUGH 操作(CIFS 経由でのみ
送信)
• 4096 の文字数を超えるファイルパスのサイズ
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