Dell DR2000v 導入ガイド
メモ、注意、警告 メモ: メモでは、コンピュータを使いやすくするための重要な情報を説明しています。 注意: 注意では、ハードウェアの損傷やデータの損失の可能性を示し、その問題を回避するための方法 を説明しています。 警告: 警告では、物的損害、けが、または死亡の原因となる可能性があることを示しています。 著作権 © 2015 Dell Inc. 無断転載を禁じます。 この製品は、米国および国際著作権法、ならびに米国および国際知的財産法 で保護されています。Dell™、およびデルのロゴは、米国および / またはその他管轄区域における Dell Inc. の商標です。本書 で使用されているその他すべての商標および名称は、各社の商標である場合があります。 2015 - 04 Rev.
目次 1 Dell DR2000v 導入ガイドについて....................................................................................... 5 マニュアルマトリックス......................................................................................................................................5 2 はじめに......................................................................................................................................7 Dell DR2000v システムの導入.....................................................................................
目的..................................................................................................................................................................23 構文..................................................................................................................................................................23 パラメータ..................................................................................................................................................... 23 Repair-DR2000v......
Dell DR2000v 導入ガイドについて 1 『Dell DR2000v Deployment Guide』(Dell DR2000v DR2000v 導入ガイド)では、仮想 DR Series システムである Dell DR2000v の導入方法について説明します。本書には、データストレージ操作の実行とストレージおよびレプリ ケーションコンテナの管理のための Dell DR2000v システムの導入方法を説明したトピックが掲載されていま す。 本ガイドは、クイックリファレンスガイドであり、DR Series システム導入のベストプラクティスは含まれて いません。お客様に固有のバックアップソリューションの詳細に関しては、次のリンクにある DR Series デー タ管理アプリケーションに関するベストプラクティスのホワイトペーパーを参照してください。 http://www.dell.
目的 参照先 DR Series システムのコマンドラインインタフェー ス、アップグレードとシステム復元を使用した、操 作のバックアップおよびレプリケーションの管理 dell.com/support/home の『Command Line Interface Guide』(コマンドラインインタフェースガイド) DR Series システムの GUI、アップグレードとシステム dell.com/support/home の『Administrator’s Guide』 (管理 復元を使用した、設定、バックアップとレプリケー 者ガイド) ション操作の管理 Dell Systems Management 製品概要の確認 dell.com/openmanagemanuals の『Dell OpenManage Systems Management Overview Guide』(Dell OpenManage システム管理概要ガイド) iDRAC の設定と iDRAC へのログイン、管理対象システ dell.
2 はじめに 本章では、Dell DR2000v システム、仕様、導入プロセスを理解するための重要な使用上の注意点と情報につい て説明します。 • Dell DR2000v の導入 — Dell DR2000v の導入について説明します。 • DR2000v 仕様とノート — DR2000v のライセンス、および使用方法に関する重要な情報が記載されていま す。 • DR2000v のライセンスの設定 — DR2000v の登録先の、物理的 DR Series システムでライセンスをセットアッ プする方法についての重要な情報が記載されています。 Dell DR2000v システムの導入 Dell DR2000v は、重複除外、圧縮、複製、および高度なデータ保護などのバックアップおよびディザスタリカ バリ(DR)機能を提供する、仮想 DR Series システムです。この仮想アプライアンスは VMware ESXi または Microsoft Hyper-V サーバー上で、仮想マシン(VM)内部で動作します。DR2000v は、読み込み先のハイパーバ イザーサーバー内にあるストレージディスクを使用し、
ステムではソフトウェアバージョン 3.
DR2000v アプライアンスを正しく動作させるには、次の手順を実行します。 1. eth 0 NIC が有効なハイパーバイザの仮想スイッチトポロジに常に接続されていることを確認します。 2. eth 0 ラインが常に動作していることを確認します。 3. eth-1 を有効にする操作はオプションですが、有効にする場合は、次の手順を実行します。 a. eth 1 を ESXi ハイパーバイザ環境内で使用する予定の場合は、仮想スイッチの設定、MAC address changes(MAC アドレスの変更)と Forged Transmits(偽装された送信)が Accept(承諾)に設定さ れていることを確認します。 b. 管理者特権がない場合は、eth-1 インタフェースが接続されていないことを確認します。 4. お使いのハイパーバイザーでネットワーク設定を変更する場合は、CLI コマンド、stats –network を 実行してすべての NIC ポートのステータスを特に Rx/Tx のカウントと一緒にリスト表示します。 5.
VMware ESXi への Dell DR2000v の導入 3 本章には、VMware ESXi への Dell DR2000v の導入についての情報が記載されています。 サポートされている VMware ESXi バージョン、プラットフォームとライセンスの制限、仮想インフラストラ クチャとメモリ要件、およびその他の情報に関しては、『Dell DR Series System Interoperability Guide』(Dell DR Series システム相互運用ガイド)を参照してください。 導入プロセスは、次のタスクで構成されます。 1.
6. Deploy OVF Template - Source(OVF しています。 テンプレートの展開 - ソース)ウィンドウで Next(次 へ)をクリックします。 7. Deploy OVF Template - OVF Template Details(OVF テンプレートの展開 - OVF テンプレートの詳細)ダイアロ グボックスで、Next(次へ)をクリックします。 8. Deploy OVF Template - Name and Location(OVF テンプレートの展開 - 名前と場所)ダイアログで、仮想マ シン(VM)の名前を入力し、Next(次へ)をクリックします。 9. Deploy OVF Templat e- Storage(OVF テンプレートの展開 - ストレージ)ダイアログボックスで、ストレー ジ容量の要件(DR2000v システムサイズ以上の最小空き容量)を満たしているデータストアを選択して、 Next(次へ)をクリックします。 10.
Thick Provision Lazy Zeroed(シックプロビジョン Lazy Zeroed)を選択すると、ストレージ割り当てられて ゼロが書き込まれるまで、ESX の物理 CPU 使用量になります。Thin Provision(シンプロビジョン)を選 択すると、必要に応じてストレージがプロビジョニングされるため、断片化されたディスクになります。 9. Deploy OVF Template - Setup Networks(OVF テンプレートの展開 - ネットワークのセットアップ)ダイアロ グボックスで、導入したテンプレートで使用するネットワークをセットアップして、Next(次へ)をク リックして続行します。 10. Deploy OVF Template — Ready to Complete (OVF テンプレートの展開 - 完了の準備)ダイアログボックスで 設定を確認し、Power on after deployment(展開後に電源をオン)を選択して、Finish(終了)をクリック します。 展開プロセスの進捗状況を示すダイアログボックスが表示されます。 11.
Microsoft Hyper-V への Dell DR2000v の導入 4 本章には、Microsoft Hyper-V での Dell DR2000v の導入に関する情報が記載されています。 サポートされている Microsoft Hyper-V DR バージョン、プラットフォームとライセンスの制限、仮想インフラ ストラクチャとメモリ要件、およびその他の情報に関しては、 『Dell DR Series System Interoperability Guide』 (Dell DR Series システム相互運用ガイド)を参照してください。 導入プロセスを開始する前に、「Microsoft Hyper-V での Dell DR2000v の前提条件」のトピックで説明されてい る前提条件が満たされていることを確認します。 導入プロセスは、次のタスクで構成されます。 1. 次のいずれかへの、DR2000v の導入。 • ローカル Hyper-V ホスト • リモート Hyper-V ホスト 2. DR2000v のセットアップと設定 3.
• Microsoft .Net Framework 4.5 メモ: 便宜上、オンラインとオフラインの両方のバージョンの .NET 4.5 を、.NET セキュリティア ップデートパッケージと利用できます。この導入の場合は、.NET Framework 4.5.1 のオフライン 完全インストールオプションを、.NET の 2 つのセキュリティアップデートファイルと一緒に使 用します。 • Windows PowerShell 4.0 のインストール Windows PowerShell 4.0 は、Windows Management Framework 4.0 の一部です。詳細に関しては、リン ク、http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=40855 を参照してください。 • Windows リモート管理(WinRM)バージョン 2.
• Get-Module -Name HyperV Microsoft Windows 2012 および 2012 R2 Hyper- V 環境における Dell DR2000v の導入の その他の前提条件 Hyper-V 管理ツールのインストール この必要条件は、Hyper-V サーバーを Windows 2012 および 2012 R2 システムで管理するための、PowerShell の 拡張子を含んでいる Windows の機能です。PowerShell を使用してこの機能をインストールし、権限を引き上 げて次のコマンドを入力します。 • • • Install-WindowsFeature Hyper-V-Tools - このコマンドは、Windows での Hyper-V 管理を可能に します。 Install-WindowsFeature Hyper-V-PowerShell - このコマンドで、Hyper-V 専用の追加の PowerShell コマンドをインストールします。 Set-ExecutionPolicy AllSigned - このコマンドを使用すると、信頼された発行元によって
• 導入 • 起動 • 停止 • 削除 3. • 修復 導入するための「1」を入力し、を押します。 4. 適切な DR2000v Hyper-V 名を入力し、 を押します。 ストレージサイズを選択する、次のオプションが表示されます。 5. 6. a. 1TB のデータストレージサイズ b. 2TB のデータストレージサイズ c.
1. ローカルとリモートの両方のホスト / サーバーが同じタイプのオペレーティングシステムを持っている 必要があります。たとえば、Windows 2008 R2 ホストの DR2000v を Windows 2012 R2 ホストサーバーに導 入することはできません。 2. 次のソフトウェア要件がローカルとリモートの両方のサーバー / ホストに含まれていることを確認しま す。 • .NET Framework 4.5 • Windows PowerShell 4.0 • Windows Remote Management (WinRM) v2.0 3. 管理者権限を持っていることを確認します。もしくは管理者グループのメンバーである必要がありま す。 4.
d. e. Certificate(証明書)ウィンドウで Install Certificate(証明書のインストール)→ select On local Machine (ローカルマシン) → Next(次へ)をクリックして、Trust Root Certification Authorities(root 証明書 認証機関を信頼する)および Enterprise Trust(エンタープライズの信頼)証明書ストアの下に置き ます。 OK → Next(次へ) → Finish(完了)をクリックします。 前提条件が満たされ、ドライブ容量の要件が変更されたら、DR2000v をリモート Hyper-v ホストに導入できま す。詳細に関しては、「リモート Hyper-V ホストでの DR2000v の導入」のトピックを参照してください。 DR2000v 容量要件 DR2000v の容量の要件は 200GB 以上です。たとえば、2TB DR2000v を導入する場合は、2.
4. リモートホストのリモートホスト名または完全修飾ドメイン名(FQDN)を入力し、 を押します。 5. リモートホストの許可されたユーザーのドメイン \ ユーザー名を入力して、 を押します。 6. このユーザーのパスワードを入力し、 を押します。 リモート導入のアクションのメニューが表示されます。 • 導入 • 起動 • 停止 • 削除 7. • 修復 導入するための「1」を入力し、を押します。 8. 適切な DR2000v Hyper-V 名を入力し、 を押します。 ストレージサイズを選択する、次のオプションが表示されます。 a. 1TB のデータストレージサイズ b. 2TB のデータストレージサイズ c. 4TB のデータストレージサイズ 9.
Dell DR2000v の設定 5 本章では、物理 DR Series システムへの登録など、DR2000v を初めてセットアップおよび設定する方法につい て説明します。次のトピックを参照してください。 • DR2000v のセットアップと設定 • DR2000v の物理 DR Series システムへの登録 DR2000v の初回セットアップと設定 1. DR2000v を導入した後、仮想アプライアンスが完全に起動するのを待ちます。インストールパッケージが 自己解凍してすべてのコンポーネントがインストールされるまで、約 10~20 分かかります。 2. デフォルトの Username(ユーザー名):administrator と Password(パスワード):St0r@ge! を使用して、 DR2000v 仮想マシン(VM)にログインします。 Initial System Configuration Wizard(システム初期設定ウィザード)が表示されます。 3. 4.
初期設定時にコマンドラインから DR2000v 登録を完了していない場合は、GUI を使用して 物理 DR に DR2000v を手動で登録してください。 1. Web ブラウザを開き、DR2000v の IP アドレスを入力して管理コンソールにアクセスします。 2. デフォルトのログイン資格情報(Username:administrator、Password:St0r@ge!)を使用して、 DR2000v GUI 管理インタフェースにアクセスします。 Customer Registration and Notification(カスタマー登録と通知)ページが表示されます。 3. 管理コンソールに初めてアクセスする場合は、登録情報を入力 してから Confirm(確認)をクリックして ください。 使用可能な最新のソフトウェアのアップデートがあることを確認するための、Initial Software Upgrade(初 期ソフトウェアアップグレード)ページが表示されます。 4.
6 Hyper-V 用 DR2000v でのサポートされている コマンドレットの使用 Hyper-V 用 DR2000v でサポートされているコマンドレットには、新しい DR2000v を作成する機能および DR2000v のシャットダウン、リストア、削除機能が用意されています。 サポートされているコマンドレットは、DELL-DR2000v.dll および DELL-DR2000v. psd1 のバイナリモジュールに含 まれています。この .dll および .
• ComputerName(コンピュータ名):Hyper-V サーバーの名前、ホスト名、または完全修飾ドメイン名を指 定します。 – • – • オプションのパラメータです。指定しない場合、ローカルホスト名が使用されます。 UserName(ユーザー名):ユーザー名を指定します。 オプションのパラメータです。指定しないと、コマンドレットは現在のユーザーのコンテキストで実 行されます。 Password(パスワード):自分のパスワードを指定します。 – オプションのパラメータです。指定しないと、コマンドレットは現在のユーザーのコンテキストで実 行されます。 Remove-DR2000v 目的 DR2000v 仮想マシンを削除します。 構文 Remove-DR2000v –Name -ComputerName ] [-UserName -Password パラメータ • Name(名前):DR2000v の名前を指定します。 • ComputerName(コンピュータ名):Hyper-V
構文 Repair-DR2000v –Name -Image [-ComputerName ] [-UserName -Password ] パラメータ • Name(名前) :DR2000v の名前を指定します。 • Image(イメージ):DR2000v イメージファイルの UNC パスの場所を指定します。 • ComputerName(コンピュータ名):Hyper-V サーバーの名前、ホスト名、または完全修飾ドメイン名を指 定します。 – • UserName(ユーザー名):ユーザー名を指定します。 – • オプションのパラメータです。指定しない場合、ローカルホスト名が使用されます。 オプションのパラメータです。指定しないと、コマンドレットは現在のユーザーのコンテキストで実 行されます。 Password(パスワード):自分のパスワードを指定します。 – オプションのパラメータです。指定しないと、コマンドレッ
– オプションのパラメータです。指定しないと、コマンドレットは現在のユーザーのコンテキストで実 行されます。 Stop-DR2000v 目的 仮想マシンをシャットダウンし、電源を正常に切ります。 構文 Stop-DR2000v –Name [-ComputerName ] [-UserName -Password ] パラメータ • Name(名前):DR2000v の名前を指定します。 • ComputerName(コンピュータ名):Hyper-V サーバーの名前、ホスト名、または完全修飾ドメイン名を指 定します。 – • UserName(ユーザー名):ユーザー名を指定します。 – • オプションのパラメータです。指定しない場合、ローカルホスト名が使用されます。 オプションのパラメータです。指定しないと、コマンドレットは現在のユーザーのコンテキストで実 行されます。 Password(パスワード):自分のパスワードを指定します。 – オプションのパラメータです。指定しないと、コマン
7 困ったときは 自分で問題を解決するためにできる対応または、DR Series システムに関してデルのサポートを受けるための 詳細に関しては、「デルサポートに連絡する前に」、および「デルへのお問い合わせ」のトピックを参照して ください。 デルサポートに連絡する前に エラー状態または操作上の問題が発生した場合は、テクニカルサポートについてデルサポートに連絡する前 にサポートサイトの Dell DR Series システムのマニュアルを使用してご自身で解決を試みることをお勧めし ます。 Dell DR Series システムで発生した基本的な問題を特定または診断するため、デルでは次のタスクの実行をお 勧めします。 • 『Dell DR Series システム管理者ガイド』を参照して、問題を説明する情報または解決する情報が記載され ていないか確認します。第 9 章「トラブルシューティングとメンテナンス」を参照してください。 • 『Dell DR Series System Command Line Reference Guide』 (Dell DR Series システムコマンドラインリファレンス ガイド)を参
デルへのお問い合わせ メモ: お使いのコンピュータがインターネットに接続されていない場合は、購入時の納品書、出荷伝票、 請求書、またはデルの製品カタログで連絡先をご確認ください。 デルでは、オンラインおよび電話ベースのサポートとサービスオプションをいくつかご用意しています。ア クティブなインターネット接続がない場合は、ご購入時の納品書、出荷伝票、請求書、またはデル製品カタ ログで連絡先をご確認いただけます。これらのサービスは国および製品によって異なり、お住まいの地域で は一部のサービスがご利用いただけない場合があります。販売、テクニカルサポート、またはカスタマーサ ービスの問題に関するデルへのお問い合わせは、dell.