Users Guide

消去の事前チェック
図 110. 古い PC での消去のための事前チェックの実行
Data Assistant を使用して消去オプションを開始した場合は、次の事前チェックが古い PC で実行されます。
● バッテリーまたは電源のチェック：Data Assistant は、PC を電源コンセントに接続して消去プロセスを続行することを確認する
プロンプトを表示します。
● BitLocker またはデバイスの暗号化チェック：Data Assistant は、Windows オペレーティング システム ドライブ（C ドライブな
ど）の BitLocker 暗号化が有効になっているかどうかを確認し、消去プロセスを続行するためにオペレーティング システム ド
ライブ上の BitLocker 暗号化を無効にするかオフにすることを求めるプロンプトを表示します。非オペレーティング システム
ドライブの BitLocker 暗号化が有効になっている場合、消去プロセスによってこれらのドライブ上の BitLocker が無効にされま
す。
● ローカル ドライブのヘルス チェック：Data Assistant は、ハードウェアの問題について PC 上のローカル ドライブをチェック
し、続行すると消去プロセス中にハードウェアの障害が発生する可能性がある場合には警告します。特定のパラメーターの値
をチェックすることにより、ローカル ドライブの正常性を評価します。パラメーターは、許容可能な閾値の範囲内である必要
があります。
● 外部ドライブまたはメディアのチェック：外部ドライブが PC に接続されている場合は、外部ドライブに保存されているデータ
は消去されないことを示すメッセージが古い PC に表示されます。消去プロセスを続行する前に、外部ドライブの接続を解除す
ることをお勧めします。
● 複数のユーザー アカウントのチェック：古い PC 上に複数のユーザー アカウントが存在する場合は、消去を続行する前にすべ
てのユーザー プロファイルの移行を求めるプロンプトが表示されます。消去プロセスをそのまま続行するか、まずはすべての
ユーザー プロファイルを古い PC から新しい PC に移行してから、消去を再開することができます。
● 移行が実行されていないことのチェック：Data Assistant は、移行が実行されていない場合、消去プロセスを開始する前にすべ
てのファイルを移行するように求めます。データを移行せずに PC 上で消去プロセスを実行すると、その PC にある写真、ビデ
オ、ドキュメント、その他のファイルは恒久的に失われます。
BitLocker の無効化
お使いのハード ドライブで BitLocker 暗号化が有効になっている場合、消去プロセスを続行できません。Windows は、BitLocker を
使用してドライブを暗号化します。暗号化することにより、デバイスが紛失したり盗難に遭ったりした場合に、ファイルやフォル
ダーを不正アクセスから保護できます。このオプションは、一部の Windows システムではデフォルトで有効になっています。暗号
化を無効化してから、Data Assistant で［再試行］をクリックします。
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