Owners Manual
図 3. 2 台の SC4020 ストレージシステムを搭載した SC280 拡張エンクロージャ
Storage Center 通信
Storage Center は、データ転送および管理機能の両方に対して複数のタイプの通信を使用します。
Storage Center 通信は、フロントエンド、バックエンド、およびシステム管理の 3 種類に分類されます。
フロントエンド接続
フロントエンド接続は、サーバからストレージシステムへの I/O パス、および 1 つの Storage Center から別の Storage Center へのレ
プリケーションパスを提供します。SC4020 ストレージシステムは、次のタイプのフロントエンド接続を提供します。
• Fibre Channel:ホスト、サーバー、またはネットワーク接続ストレージ(NAS)アプライアンスは、1 つ、または複数の Fibre
Channel スイッチを介してストレージシステムの Fibre Channel ポートに接続することによって、ストレージにアクセスします。
Fibre Channel スイッチを使用しない、ホストサーバーからストレージシステムへの直接接続はサポートされていません。
レプリケーションがライセンスされている場合、SC4020 はフロントエンド Fibre Channel ポートを使用して、別の Storage Center
にデータを複製することができます。
• iSCSI:ホスト、サーバー、またはネットワーク接続ストレージ(NAS)アプライアンスは、1 つ、または複数の Ethernet スイッ
チを介してストレージシステムの iSCSI ポートに接続することによって、ストレージにアクセスします。Ethernet スイッチを使
用しない、ホストサーバーからストレージシステムへの直接接続はサポートされていません。
レプリケーションがライセンスされている場合、SC4020 はフロントエンド iSCSI ポートを使用して、別の Storage Center にデ
ータを複製することができます。
• SAS:ホストまたはサーバーは、ストレージシステムの SAS ポートに直接接続してストレージにアクセスします。
メモ: SC4020 では内蔵された MGMT および REPL ポートを使用して、別の Storage Center への iSCSI レプリケーションを
実行できます。また、SC4020 では、ホストサーバへの接続用のフロントエンド iSCSI ポートとして、内蔵された MGMT お
よび REPL ポートを使用できます。
SC4020 ストレージシステムについて 9