Users Guide
Table Of Contents
- Dell Command | Monitor バージョン10.4 ユーザーズガイド
- Dell Command | Monitor 10.4の概要
- Windows SMM Security Mitigations Table(WSMT)準拠
- Dell Command | Monitor 10.4の標準およびプロトコル
- Dell Command | Monitor 10.4を使用したユース ケース シナリオ
- Dell Command | Monitor 10.4の使用
- Dell Command | Monitor 10.4をローカルで使用したDellクライアント システムの管理
- リモートからDell Command | Monitor 10.4を使用したDellクライアント システムの管理
- Dell Command | Monitor 10.4に関するよくある質問
- Dell Command | Monitor 10.4を使用したトラブルシューティング手順
- その他の必要マニュアル
- Dellへのお問い合わせ
Dell Command | Monitor 10.4 を使用したユース
ケース シナリオ
本章では、Dell Command | Monitor のさまざまなユース ケース シナリオについて説明します。
Dell Command | Monitor を使用して次のことを行うことができます。
● 資産管理
● 設定管理
● 正常性監視
● プロファイル
トピック:
• シナリオ 1:資産管理
• シナリオ 2:設定管理
• シナリオ 3:正常性監視
• シナリオ 4:プロファイル
シナリオ 1:資産管理
多数の Dell システムを所有しているある企業が、業務および IT スタッフの変更により、正確なインベントリー情報を保存していま
せんでした。CIO(最高情報責任者)は、Windows の最新バージョンにアップグレードできるシステムを決定するための計画を要求
しています。これには、導入されているシステムのアセスメントを実施して、このようなプロジェクトのサイズ、範囲、財務面へ
の影響を判断する必要があります。情報の収集には、かなりの努力が伴います。各クライアント システムへの IT スタッフの導入
には、労働時間とエンドユーザーによる中断のために、高いコストがかかります。
各 Dell システムに Dell Command | Monitor を使用すれば、IT マネージャーはリモートに情報を迅速に収集することができます。
Microsoft System Center Configuration Manager(SCCM)などのツールを使用して、各クライアント システムをネットワーク経由で
照会し、CPU のタイプと速度、メモリー サイズ、ハード ドライブ容量、BIOS バージョン、および現在のオペレーティング システ
ムなどの情報を収集します。収集した情報を解析すれば、Windows の最新バージョンにアップグレードできるシステムを特定する
ことができます。
WSMAN/WinRM コマンド ラインまたは任意の CIM クライアント コマンド ラインを使用して、資産のインベントリーを取得するこ
ともできます。
SCCM 統合
SCCM は、次の方法で Dell Command | Monitor for Windows に統合することができます。
● すべての Dell Command | Monitor のクラスが含まれる Dell Command | Monitor インストール パッケージ内の MOF ファイルを使
用して、ConfigMgr にインポートする
MOF ファイルは次の場所にあります:
C:\Program Files\Dell\Command_Monitor\ssa\omacim\OMCI_SMS_DEF.mof
● コレクションを使用して資産報告機能を拡張する
シナリオ 2:設定管理
ある企業が、クライアントプラットフォームを標準化し、各システムをそのライフサイクルを通じて管理することを計画していま
す。その一環として、ツール一式を購入し、PXE ブート環境を使用して、新しいクライアント オペレーティング システムの導入を
自動化する予定です。
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