Users Guide
Table Of Contents
- Dell Command | Monitor バージョン10.2.1 ユーザーズガイド
- Dell Command | Monitor 10.2.1の概要
- Windows SMM Security Mitigations Table(WSMT)準拠
- Dell Command | Monitor 10.2.1の標準およびプロトコル
- Dell Command | Monitor 10.2.1を使用したユース ケース シナリオ
- Dell Command | Monitor 10.2.1の使用方法
- Dell Command | Monitor 10.2.1を使用したDellクライアント システムのローカルでの管理
- Dell Command | Monitor 10.2.1を使用したDellクライアント システムのリモートでの管理
- Dell Command | Monitor 10.2.1に関するよくある質問
- Dell Command | Monitor 10.2.1を使用したトラブルシューティング手順
- サードパーティライセンス
- その他の必要マニュアル
- デルへのお問い合わせ
Dell Command | Monitor 10.2.1 の概要
Dell Command | Monitor ソフトウェア アプリケーションは、システム情報へのアクセス、ステータスの監視、リモートでのシステム
シャットダウンなどのシステム状態の変更を行うアプリケーション プログラムを使用して、クライアント システムのリモート管理
を行います。管理者は、Dell Command | Monitor の標準インターフェイスの主要なシステム パラメーターを使用して、インベントリ
ーの管理、システム正常性の監視、導入した Dell クライアント システムの情報収集を行うことができます。Dell Command | Monitor
は、Dell Enterprise クライアント システム、Dell IoT Gateway システム、Dell Embedded PC 向けに設計されています。
このドキュメントでは、Dell Command | Monitor とその機能の概要を説明します。サポート対象の Dell システムについては、
dell.com/dellclientcommandsuitemanuals にある『リリース ノート』を参照してください。
メモ: Dell Command | Monitor は、これまで Dell OpenManage Client Instrumentation(OMCI)と呼ばれていましたが、OMCI バー
ジョン 8.2.1 以降、OMCI は Dell Command | Monitor にブランド変更されます。
トピック:
• 本リリースの新機能:Dell Command | Monitor 10.2.1
• Dell Command | Monitor の概要
本リリースの新機能:Dell Command | Monitor 10.2.1
● 保証のステータスの特定をサポートします。
● Dell Command | Monitor 向上プログラムが使用可能になりました。Dell Command | Monitor のパフォーマンスの向上に役立ちま
す。
BIOS 属性の詳細については、dell.com/dellclientcommandsuitemanuals にある『Dell Command | Monitor
リファレンス
ガイド
』を
参照してください。
Dell Command | Monitor の概要
メモ: Dell Command | Monitor for Linux では、Simple Network Management Protocol(SNMP)はサポートされません。
Dell Command | Monitor は、管理プロトコルとして CIM 標準および Simple Network Management Protocol(SNMP)を使用してクラ
イアントシステムを管理します。そのため、システムの TCO の削減やセキュリティの強化を実現できるとともに、クライアント、
サーバー、ストレージ、ネットワーキング、ソフトウェア デバイスなどのネットワーク内のすべてのデバイスを全体的なアプローチ
で管理できるようになります。
CIM を使用することにより、WSMAN(Web Services for Management Standards)を介して Dell Command | Monitor にアクセスでき
ます。
Dell Command | Monitor には、BIOS、CMOS、システム管理 BIOS(SMBIOS)、システム管理インターフェイス(SMI)、オペレーテ
ィング システム、アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)などのさまざまなソースからクライアント システム
情報を収集する、基礎となるドライバー セットが含まれています。Dell Command | Monitor for Windows は、ダイナミックリンク ラ
イブラリー(DLL)とレジストリー設定からもクライアント システム情報を収集します。Dell Command | Monitor for Windows は、
CIM オブジェクト マネージャー(CIMOM)インターフェイス、Windows Management Instrumentation(WMI)スタック、または
SNMP エージェントを経由してこうした情報を入手します。一方で Dell Command | Monitor for Linux は、Open Management
Infrastructure(OMI)インターフェイスを介してこれらの情報を入手します。
IT 管理者は Dell Command | Monitor を使用することにより、資産情報の収集、BIOS 設定の変更、潜在的な障害条件に関する事
前通知の受信、および潜在的なセキュリティ侵害に関するアラートの受信がリモートで行えます。Windows を実行しているシステ
ムでは、これらのアラートは、NT イベントログのイベント、WMI イベント、または SNMP トラップ v1 として利用できます。Linux
を実行しているシステムでは、これらのアラートは、シスログ、OMI イベント、またはアプリケーションログとして受信できます。
Dell Command | Monitor for Windows は、CIM 情報に直接アクセスすることによって、または Dell Command | Monitor 統合を実装し
ている他のコンソールベンダーを介して、Microsoft System Center Configuration Manager などのコンソールに統合できます。また、
カスタム スクリプトを作成して、重要な関心領域にターゲットを絞ることもできます。サンプル スクリプトについては、Dell
Knowledge Library の Dell Command | Monitor ページを参照してください。これらのスクリプトを使用して、インベントリ、BIOS 設
定、およびシステム正常性を監視できます。
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Dell Command | Monitor 10.2.1 の概要 5