Users Guide

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ユーザーシナリオ
本章では、Command | Monitor のさまざまなユーザーシナリオについて説明します。
Command | Monitor は次の目的で使用することができます。
資産管理
設定管理
正常性監視
プロファイル
シナリオ 1:資産管理
多くの Dell システムを使用するある企業では、ビジネスおよび IT スタッフの変更が原因で、正確なインベ
ントリ情報を維持できず、情報担当役員(CIO Microsoft Windows の最新バージョンにアップグレード
可能なシステムを特定するための計画を要求しました。これには、そのようなプロジェクトの規模、範囲、
および財務的影響を判断するために、導入済みシステムの評価が必要となりますが、これらの情報の収集に
は、多大な労力を要します。各クライアントシステムごとに IT スタッフを派遣することは、スタッフの労働
時間、ならびにエンドユーザーの作業中断という面でコストがかさみます。
Dell システムで Command | Monitor を使用することにより、IT マネージャはリモートで情報を迅速に収
集することができます。IT マネージャは Microsoft System Center Configuration ManagerSCCM などの
ツールを使用してネットワーク上の各クライアントシステムをクエリし、CPU のタイプと速度、メモリサイ
ズ、ハードドライブ容量、
BIOS バージョン、現在のオペレーティングシステムバージョンなどの情報を収集
します。情報が収集されたら、Windows の最新バージョンにアップグレードできるシステムを特定するため
にこの情報を分析することができます。
また、スクリプトまたは任意の WMIWindows Management Instrumentationコマンドラインによって資
産インベントリ情報も収集できます。
SCCM 統合
SCCM は、次の手順で Command | Monitor に統合することができます。
すべての Command | Monitor クラス を含む Command | Monitor インストールパッケージ内の MOF
ファイルを使用し、ConfigMgr にインポートする
MOF ファイルは次の場所にあります。
C:\Program Files\Dell\Command_Monitor\ssa\omacim\OMCI_SMS_DEF.mof
コレクションを使用して資産報告機能を拡張する
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