Users Guide
CIM を使用することにより、WSMAN(Web Services for Management Standards)を介して Dell Command | Monitor にアクセスでき
ます。
Dell Command | Monitor には、BIOS、CMOS、システム管理 BIOS(SMBIOS)、システム管理インターフェイス(SMI)、オペレーテ
ィング システム、アプリケーション プログラミング インターフェイス(API)などのさまざまなソースからクライアント システム
情報を収集する、基礎となるドライバー セットが含まれています。Dell Command | Monitor for Windows は、ダイナミックリンク ラ
イブラリー(DLL)とレジストリー設定からもクライアント システム情報を収集します。Dell Command | Monitor for Windows は、
CIM オブジェクト マネージャー(CIMOM)インターフェイス、Windows Management Instrumentation(WMI)スタック、または
SNMP エージェントを経由してこうした情報を入手します。一方で Dell Command | Monitor for Linux は、Open Management
Infrastructure(OMI)インターフェイスを介してこれらの情報を入手します。
IT 管理者は Dell Command | Monitor を使用することにより、資産情報の収集、BIOS 設定の変更、潜在的な障害条件に関する事
前通知の受信、および潜在的なセキュリティ侵害に関するアラートの受信がリモートで行えます。Windows を実行しているシステ
ムでは、これらのアラートは、NT イベントログのイベント、WMI イベント、または SNMP トラップ v1 として利用できます。Linux
を実行しているシステムでは、これらのアラートは、シスログ、OMI イベント、またはアプリケーションログとして受信できます。
Dell Command | Monitor for Windows は、CIM 情報に直接アクセスすることによって、または Dell Command | Monitor 統合を実装し
ている他のコンソールベンダーを介して、Microsoft System Center Configuration Manager などのコンソールに統合できます。また、
カスタム スクリプトを作成して、重要な関心領域にターゲットを絞ることもできます。サンプル スクリプトについては、Dell
Knowledge Library の Dell Command | Monitor ページを参照してください。これらのスクリプトを使用して、インベントリ、BIOS 設
定、およびシステム正常性を監視できます。
メモ: デフォルトインストールは SNMP サポートを有効化しません。Dell Command | Monitor for Windows の SNMP サポー
トを有効にする方法の詳細については、dell.com/dellclientcommandsuitemanuals にある『
Dell Command | Monitor インス
ト
ー
ル ガイド
』を参照してください。
メモ: デフォルトインストールは SNMP サポートを有効化しません。Dell Command | Monitor for Windows の SNMP サポー
トを有効にする方法の詳細については、『
Dell Command | Monitor インスト
ー
ル ガイド
』を参照してください。
6 Dell Command | Monitor 10.3 の概要