Users Guide
Dell Command | Monitor 10.2 を使用したユースケー
スシナリオ
本章では、Dell Command | Monitor のさまざまなユーザーシナリオについて説明します。
Dell Command | Monitor は、次の目的に使用できます。
• 資産管理
• 設定管理
• 正常性監視
• プロファイル
トピック:
• シナリオ 1:資産管理
• シナリオ 2:設定管理
• シナリオ 3:正常性監視
• シナリオ 4:プロファイル
シナリオ 1:資産管理
Dell システムを多数利用しているある企業。これまでは、事業の変化や IT 担当者の変更などが原因で、正確なインベントリ情報を維持管理できでい
ませんでした。最高情報責任者
(CIO)は Microsoft Windows の最新バージョンにアップグレードできるシステムを特定するための計画を要求していま
す。このためには、展開済みのシステムを評価して、そのようなプロジェクトの規模、適用範囲、および財務的な影響を判断する必要があります。情報
収集には多大な労力が必要です。IT 担当者を各クライアントシステムの対応に充てるのは、工数およびエンドユーザーの作業中断の観点でコストがか
かりすぎます。
各 Dell システムで Dell Command | Monitor を使用すると、IT マネージャはリモートから情報を迅速に収集できます。IT マネージャは Microsoft
System Center Conguration Manager(SCCM)などのツールを使用して、ネットワーク経由で各クライアントシステムをクエリし、CPU のタイプと速
度、メモリサイズ、ハードドライブ容量、
BIOS のバージョン、現在のオペレーティングシステムのバージョンなどの情報を収集します。その後、収集した情報
を分析して、Windows の最新バージョンにアップグレードできるシステムを特定します。
また、CIM クライアントコマンドラインで WSMAN/WinRM コマンドラインなどを使用して、資産インベントリを取得することもできます。
SCCM 統合
SCCM は、次の手順で Dell Command | Monitor for Windows に統合できます。
• すべての Dell Command | Monitor クラスを含む Dell Command | Monitor インストールパッケージ内の MOF ファイルを使用し、CongMgr にイン
ポートする
MOF ファイルは次の場所にあります:
C:\Program Files\Dell\Command_Monitor\ssa\omacim\OMCI_SMS_DEF.mof
• コレクションを使用して資産報告機能を拡張する
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Dell Command | Monitor 10.2 を使用したユースケースシナリオ