Users Guide
KVM リンクを維持するために、ME にまずワイヤレスリンクの制御が付与されます。システムが再起動プロセスを完了するための
十分な時間があるよう、タイムアウトはデフォルトで 10 分に設定されています。再起動が 10 分以内で完了した場合は、ME はオ
ペレーティング システムが再起動されたあとも制御を維持します。すぐにオペレーティング システムに制御を戻す場合は、[ツー
ル] > [リンク設定] > [OS がワイヤレスを所有]を選択する必要があります。その場合は、転送プロセス中に KVM 接続が消
失します。接続を再確立するには、[接続] > [開始]を選択する必要があります。また、リンク設定タイムアウトが満了する結
果として、ワイヤレスリンクの制御が自動的に戻る際、接続消失は起こりません。次のように、シャットダウンおよび再起動操作
(KVM ビュー app.config 設定で定義)のそれぞれに個別のタイムアウト値が存在し、外部から設定できます。
● LPTImeoutRebootToOS
● LPTimeoutRebootToBIOS
● LPTimeoutRebootToDiagnostics
● LPTimeoutRebootWithIDER
● LPTimeoutShutdown
詳細については、http://software.intel.com/sites/manageability/AMT_Implementation_and_Reference_Guide/DOCS/
Implementation%20and%20Reference%20Guide/default.htm を参照してください。
ハードウェア インベントリー レポートのメモリー速度がゼ
ロとして報告される
これは、メモリ速度が秒単位で定義されている場合の DMTF の問題です。Configuration Manager のリソースエクスプローラにより、
現在これは 0 として報告されています。
最大パスワード長さの変更
一部のシステム BIOS では、最大パスワード長さを 32 文字から削減することはサポートしていません。
S3 での OS 起動のための KVM 電源制御
KVM 接続が確立された後で、AMT クライアントの電源状態が S3 または S4 になった場合、スリープ状態になる 30 秒以内に KVM
接続が失われます。(この問題は、有線および無線環境の両方で発生します)。このような場合、管理者は、再起動コマンド(オペ
レーティング システム、BIOS、Diagnostics、IDE-R)を発行する前に、接続を再開する必要があります([接続]→[スタート])。
オペレーティング システムの適用タスク シーケンス操作
に時間がかかる
ベアメタル クライアント展開テンプレートを使用してタスク シーケンスを作成する際には、オペレーティング システムの適用タス
ク シーケンス操作に赤色の感嘆符が表示されます。この問題を解決するには、次の手順を行います。
1. タスクシーケンスエディタ で、オペレーティングシステムイメージの適用 をクリックします。
2. オペレーティングシステムイメージを以下から選択します。
● 取り込んだイメージからオペレーティングシステムを適用する オプションを選択。
● 元のインストールソースからオペレーティングシステムを適用する オプションを選択。
3. 参照 をクリックします。
4. オペレーティングシステムイメージを参照して選択し、OK をクリックします。
5. [カスタム インストールに無人または Sysprep 応答ファイルを使用する]オプションをクリアします。
6. オプション タブをクリックします。
7. この手順を無効にする オプションを選択します。
8. 適用 をクリックします。
9. オプション タブをクリックします。
10.[この手順を無効にする]オプションを選択解除します。
11. 適用 をクリックします。
トラブルシューティング 41