Users Guide
Dell Client Management Pack の操作
本章では、Dell Client Management Pack バージョン 5.0 を使用して Microsoft System Center 2012 R2 Operations Manager、Microsoft
System Center 2012 SP1 Operations Manager、Microsoft System Center 2012 Operations Manager、Microsoft System Center Operations
Manager 2007 R2、および Microsoft System Center Essentials 2010 で実行できる各種操作についての情報を説明しています。
Client Management Pack は、Dell クライアントシステムを管理するための、次の操作を可能にします。
• 対応クライアント Windows オペレーティングシステムを実行する Dell Latitude、Dell Precision、Dell OptipPlex、および Dell Vostro
コンピュータの検出。
メモ: Vostro システムは、Dell 管理対象外クライアント グループに表示されます。
• Dell OpenManage Client Instrumentation OMCI 8.0、OMCI 8.0.1、および OMCI 8.1 サービスの監視。
• 計装なしの Dell クライアント、および OMCI サービスなしで実行されているクライアントシステムの Dell 管理対象外クライア
ント グループへのグループ化。
• 定期的にポーリングを行うことによる、クライアントハードウェアコンポーネントの正常性状態の監視、およびダイアグラムビ
ューでの各コンポーンネントの状態のアップデート。正常性状態とは、コンポーネント、システム、またはサービスの機能パフ
ォーマンスの標準化された表現です。詳細については、「タスク」を参照してください。
• クライアントシャットダウンと再起動タスクの実行。
• Dell クライアントシステム用リモートデスクトップの起動。
• Dell Windows イベントログ、および管理下システムの Winodws イベントログからの OMCI イベントについてのレポート生成。
トピック:
• ウェブコンソール
• 検出とグループ化
• 監視
• タスク
• レポート
• Dell Client System Management Pack のカスタマイズ
ウェブコンソール
ウェブコンソールでは、OpsMgr コンソールの代わりにブラウザを使用した Dell Client Management Pack 装備の Dell デバイスの監視
および管理が可能になります。ウェブコンソールは OpsMgr コンソールをインストールしなくても使用できます。ウェブコンソー
ルには次の制限があります。
• 全 Management Pack に 監視 機能のみを提供する。
• コンソール起動タスクは使用不可。
• カスタマイズ ビューは使用不可。
検出とグループ化
Dell クライアントの検出
ネットワーク内の Dell クライアントシステムを検出するには、デバイスが OpsMgr コンソールの 管理 セクションにある エージェン
ト管理対象 ビューに表示されていることを確認してください。お使いの実装の必要を満たすため、上書きを使用して、特定の Dell
ハードウェアの検出および監視間隔を長くしたり短くすることができます。
クライアント検出プロセスは、次の 3 つの条件のいずれかを満たすシステムを、Dell 管理対象外クライアント として分類します。
• Dell クライアントシステムに OMCI の最低必須バージョン(8.0)がインストールされていない。
• クライアント計装(OMCI)サービスが無効化されているか、実行されていない。
• クライアントシステムが Vostro システムである。
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