Users Guide
iDRAC 設定
iDRAC パラメータを設定および管理するには、iDRAC 設定ウィザードを使用します。
このウィザードは、レガシーな BIOS 操作における iDRAC 設定ユーティリティと似ています。ウィザードを使用して、LAN、共通 IP 設定、IPv4、IPv6、仮想メディアおよび LAN ユーザー設定など、シ
ステムに適用できる iDRAC パラメータを設定できます。
iDRAC 設定ウィザードを起動するには:
1. 左ペインの ハードウェア構成 をクリックします。
2. 右ペインの 設定ウィザード をクリックします。
3. iDRAC 設定 をクリックして、ウィザードを立ち上げます。
以下のステップでは、iDRAC 設定ウィザードの使用方法を順を追って説明します。
l ステップ 1: LAN 設定
l ステップ 1(続き): LAN 詳細設定
l ステップ 2: 共通 IP 設定
l ステップ 3: IPv4 設定
l ステップ 4: IPv6 設定
l ステップ 5: 仮想メディアの設定
l ステップ 6: LAN ユーザー設定
l ステップ 7: 確認
ステップ 1: LAN 設定
iDRAC LAN、IPMI オーバー LAN、MAC アドレス、およびNICの選択を表示または設定します。
l iDRAC LAN - iDRAC NIC を有効または無効にします。iDRACLANを無効にすると、残りの制御部分も無効になります。
l IPMI オーバー LAN - iDRAC ローカルエリアネットワーク(LAN)チャネル上で IPMI(Intelligent Platform Management Interface)コマンドを有効または無効にします。
l MAC アドレス - ネットワーク上の各ノードを一意に識別する MAC(Media Access Control)アドレスを表示できます。(読み取り専用)
l NIC の選択 - 次のモードオプションを使用して、NIC モードを表示または編集できます。
¡ 専用 - このオプションを選択すると、リモートアクセスに Dell リモートアクセスコントローラ(DRAC)上の専用ネットワークインタフェースを使用できます。DRAC インタフェースは、ホス
トオペレーティングシステムと共有されず、管理トラフィックを別の物理ネットワークにルーティングするため、アプリケーショントラフィックから分離することができます。
¡ Shared with failover(フェールオーバーありで共有) - このオプションは、ネットワークインタフェースをホストオペレーティングシステムと共有する場合に選択します。リモートア
クセスデバイスネットワークインタフェースは、ホストオペレーティングシステムが NIC チーミング用に設定されている場合完全に機能します。リモートアクセスデバイスは、マザーボード
の LOM 1 および LOM 2 上の LAN を介してデータを受信しますが、データの送信は LOM 1 を介してのみ行われます。LOM 1 が故障した場合、リモートアクセスデバイスはデータ
伝送のすべてを LOM 2 にフェールオーバーします。リモートアクセスデバイスはデータの送信に LOM 2 を引き続き使用します。LOM 2 が故障した場合、リモートアクセスデバイス
はデータ伝送のすべてをまた LOM 1 にフェールオーバーします。
¡ Shared with failover LOM 2(LOM 2 へのフェールオーバーありで共有) - このオプションは、ネットワークインタフェースをホストオペレーティングシステムと共有する場合に選
択します。リモートアクセスデバイスネットワークインタフェースは、ホストオペレーティングシステムが NIC チーミング用に設定されている場合完全に機能します。リモートアクセスデバ
イスは、マザーボードの LOM 1 および LOM 2 上の LAN を介してデータを受信しますが、データの送信は LOM 2 を介してのみ行われます。LOM 2 が故障した場合、リモートアク
セスデバイスはデータ伝送のすべてを LOM 1 にフェールオーバーします。リモートアクセスデバイスはデータの送信に LOM 1 を引き続き使用します。LOM 1 が故障した場合、リモ
ートアクセスデバイスはデータ伝送のすべてをまた LOM 2 にフェールオーバーします。
ステップ 1(続き): LAN 詳細設定
VLAN、VLAN ID、VLAN 優先度、オートネゴシエート、LAN スピード、LAN デュプレックスなどの追加の属性を設定します。
l VLAN - VLAN モードによる操作およびパラメータを有効または無効にします。VLAN を有効にした場合、一致する VLAN ID のトラフィックのみが許可されます。無効にした場合、VLAN ID
および VLAN 優先度は利用できなくなり、それらパラメータに設定された値は無視されます。
l VLAN ID - VLAN ID の値を設定します。IEEE 801.1g 仕様で定義されるように、1 から 4094 の有効な値を設定する必要があります。
l VLAN 優先度 - VLAN ID の優先度の値を設定します。IEEE 801.11g 仕様で定義されるように、0 から 7 の有効な値を設定する必要があります。
l オートネゴシエート - オートネゴシエート機能をオンまたはオフにします。オートネゴシエートをオンにすると、iDRAC は最も近いルーターまたはハブと通信して、デュプレックスモード およ
び ネットワークスピード の値を自動的に設定します。オートネゴシエートをオフにすると、手動で デュプレックスモード および ネットワークスピード の値を設定する必要があります。
l LAN スピード - ユーザーのネットワーク環境と一致するように、ネットワークスピードを 100MB または 10MB に設定します。
メモ: このオプションは、システムに iDRAC6 Enterprise コントローラが搭載されている場合にのみ、利用可能です。
メモ: 片方の LOM が故障し、後で復元した場合、iDRAC ハードウェア構成ウィザードを介して NIC の選択を変更し、オリジナルの LOM 設定に手動で戻すことができます。
メモ: オートネゴシエーション が オン の場合、このオプションは使用できません。