Users Guide
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概要
Dell™UnifiedServerConfiguratorユーザーガイド
Dell™ Unified Server Configurator(USC)は、システムのライフサイクルにおいて、システムとストレージの管理タスクを組み込み環境から実行できるようにする設定ユーティリティです。
内蔵フラッシュカードメモリに常駐する USC は、起動シーケンス中に開始でき、インストールされているオペレーティングシステム(OS)に依存せずに機能するという点で、BIOS ユーティリティに似てい
ます。
USC を使用すると、 デルのサポートサイト(support.dell.com)で検索しなくても、システムアップデートを即座に識別し、ダウンロードして適用できます。また、BIOS およびシステムデバイス
(NIC、RAID、iDRAC など)の設定、オペレーティングシステムの展開、システムおよび接続されているハードウェアを検証するための診断の実行なども行えます。
新機能
USC の本リリースの新しい特徴は以下のとおりです。
l BIOS、iDRAC およびネットワークインタフェースコントローラ(NIC)を設定する機能
l BIOS、iDRAC、RAID、PSU および NIC ファームウェアをアップデートする機能
USC の起動
USC を開始するには、システムの起動プロセス中、Dell のロゴが表示されて 10 秒以内に <F10> キーを押し、システムサービス を立ち上げます。
ご利用のシステムが以下のような状態にある場合、<F10> キーを押しても、システムサービス を立ち上げることはできません。
l System Services disabled(システムサービスが無効です) - iDRAC の初期化中にシステムの電源を投入、または再起動した場合、システムの起動プロセス中に System
Services disabled(システムサービスが無効です) が表示されます。これは、システムを AC 電源に差し込んでからすぐにシステムの電源をオンにした場合、または iDRAC のリセット
後にすぐにシステムを再起動した場合に発生します。この問題を回避するには、iDRAC の再設定後、数分待ってからシステムを再起動します。これにより、iDRAC が初期化を完了するのに、
十分な時間を確保できます。
まだ、System Services disabled(システムサービスが無効です) のメッセージが表示される場合は、USC が手動で無効になっている可能性があります。USC を有効にする方法につ
いては、「USC を無効にする」を参照してください。
l System Services update required(システムサービスのアップデートが必要です) - システムの起動時に System Services update required(システムサービスのアッ
プデートが必要です) のメッセージが表示される場合、USC が格納されている内蔵デバイスのデータが破損している可能性があります。 この問題を解決するには、USC Dell Update
Package (DUP) を実行して、USC をアップデートします。詳細については、support.dell.com/manuals の『Dell Update Packages ユーザーガイド』を参照してください。
システムにオペレーティングシステムがインストールされていない場合、または USC DUP を実行しても問題が解決されない場合は、USC 修復パッケージを実行します。詳細については、
「USC 修復」を参照してください。
l System Services not available(システムサービスを利用できません) - 他のプロセスが現在 iDRAC を使用しています。デルは、現在のプロセスが完了するまで 30 分間待ち、そ
れからシステムを再起動して、USC を起動することを推奨します。
USC を初めて起動すると、表示言語およびネットワーク設定を設定できるユーザー設定ウィザードが表示されます。詳細については、「USC の設定」を参照してください。
USC ウィザードの使用
ウィザードの説明
USC は以下のウィザードを提供します。
l プラットフォームアップデート - アップデートをシステムにダウンロードして適用するために使用します。ftp.dell.com またはシステムに接続された USB デバイスからアップデートにアクセ
スできます。詳細については、「プラットフォームのアップデート」および「プラットフォームアップデート用のローカル USB デバイスの設定」を参照してください。
l ハードウェア構成 - システムデバイスを設定できます。詳細については、「ハードウェア構成」を参照 してください。
l OS の導入 - オペレーティングシステムをインストールするために使用します。 詳細については、「オペレーティングシステムの導入」を参照してください。
l 診断 - メモリ、入出力装置、CPU、物理ディスク、その他の周辺装置を検証するための診断を実行できます。 詳細については、「診断プログラムの実行」を参照してください。
新機能
USC の起動
USC ウィザードの使用
ヘルプへのアクセス
USC のアップデート
USC を無効にする
システムサービス起動要求のキャンセル
その他のマニュアル
メモ: プラットフォームやサーバーによっては、USC の機能の一部がサポートされていない場合があります。
メモ: システムがエラー状態にある、または推奨される 30 分間を待つことができない場合は、「システムサービス起動要求のキャンセル」を参照してください。再起動後に、USC の起動を試み
ます。