Users Guide
電源冗長性よりサーバーパフォーマンスを優先する
このオプションを有効化すると、電源冗長性の維持よりもサーバーパフォーマンスおよびサーバー起動が優先されます。無効化され
ると、システムはサーバーパフォーマンスよりも電源冗長性を優先します。無効化した時に、シャーシ内の 298 管理および監視電源
装置が供給する電力が冗長性とフルパフォーマンスの両方に十分な電力を提供しない場合、冗長性を保つために一部のサーバーで次
が行われない場合があります。
● フルパフォーマンスで稼働するために十分な電力の提供
● 電源投入
リモートロギング
電力消費のレポートを、リモートのシステムログサーバーに報告することができます。収集期間中のシャーシの電力消費の合計量、
最大値、最小値、および平均値をログすることができます。この機能の有効化、および収集 / ログ間隔の設定に関する詳細につい
ては、「電源制御操作の実行」の項を参照してください。
外部電源管理
オプションとして、CMC の電力管理を Dell OpenManage Power Center で制御できます。詳細については、『Dell OpenManage
Power Center ユーザーズガイド』を参照してください。
外部電力管理が有効になっている場合、Dell OpenManage Power Center は次のものを管理します。
● 対応 M1000e サーバーのサーバー電源
● 対応 M1000e サーバーのサーバー優先順位
● システム入力電力容量
● 最大節電モード
CMC は次の維持または管理を継続します。
● 冗長性ポリシー
● リモート電力ログ
● 電源冗長性よりサーバーパフォーマンスを優先
● 動的電源供給
● 第 11 世代以前のサーバーのサーバー電力
Dell OpenManage Power Center は、次にシャーシインフラストラクチャと前世代のブレードサーバーへの電力の割り当て後に使用
できるバジェットから、対応 M1000e サーバーと新しいブレードサーバーの優先順位付けと電力を管理します。リモート電力ログは、
外部電源管理には影響を受けません。
サーバーベースの電源管理モードが有効化された後、シャーシが Dell OpenManage Power Center 管理用に準備されます。すべての
対応 VRTX サーバーの優先順位は 1(高)に設定されています。Dell OpenManage Power Center はサーバー電力および優先順位を
直接管理します。Dell OpenManage Power Center は互換性のあるサーバー電力割り当てを制御するので、CMC は最大節電モード
を制御しなくなります。従って、この選択は無効化されます。
最大節電モード が有効化されると、CMC はシステム入力電力容量を、シャーシが対応できる最大量に設定します。CMC は電力の
最大容量の超過を許容しませんが、Dell OpenManage Power Center は他の電力容量制限のすべてに対応します。
Dell OpenManage Power Center による電力の管理を無効にすると、CMC は外部管理が有効になる前のサーバー優先度設定に戻さ
れます。
メモ: Dell OpenManage Power Center による管理が無効化されても、CMC は以前の最大シャーシ電力の設定には戻りません。
設定値を手動で復元するには、以前の設定の CMC ログ を参照してください。
CMC ウェブインタフェースを使用した電力バジェットと冗長性の設定
メモ: 電力管理処置を行うには、シャーシ設定システム管理者 特権が必要です。
ウェブインタフェースを使用して電力バジェットを設定するには、次の手順を実行します。
1. システムツリーで シャーシ概要 に移動し、電力 > 設定 とクリックします。
バジェット / 冗長性設定 ページが表示されます。
216 電力の管理と監視