Users Guide
になります。従って、使用できる割り当て電力の全てが消費されると、CMC が優先順位が低い、または同じサーバーから、それら
の最低電力レベルに達するまで電力を回収します。
メモ: I/O モジュール、ファン、および iKVM(存在する場合)には、最高の優先順位が提供されます。CMC が優先順位順位の
高いモジュールまたはサーバーの電力需要を満たすために電力を回収するのは、 優先順位の低いデバイスからのみです。
サーバーへの優先順位の割り当て
サーバーの優先順位は、追加電力が必要なときに CMC がどのサーバーの電力を使用するかを決定します。
メモ: サーバーに割り当てる優先順位は、サーバーそのものではなくサーバーのスロットにリンクされます。サーバーを新しいス
ロットに移動させる場合は、新しいスロットの場所に優先順位を再設定する必要があります。
メモ: 電力管理処置を行うには、シャーシ設定システム管理者 特権が必要です。
CMC ウェブインタフェースを使用したサーバーへの優先度レベルの割り当て
CMC ウェブインタフェースを使用して優先度レベルを割り当てるには、次の手順を実行します。
1. システムツリーで サーバー概要 に移動し、電力 > 優先順位 とクリックします。
サーバー優先順位 ページに、シャーシ内のすべてのサーバーがリストされます。
2. 1 台、複数台、またはすべてのサーバーのために優先度レベル(1~9、ここでは 1 が最優先)を選択します。デフォルトの値は 1
です。同じ優先度レベルを複数のサーバーに割り当てることができます。
3. 適用 をクリックして変更を保存します。
RACADM を使用したサーバーへの優先度レベルの割り当て
CMC へのシリアル /Telnet/SSH テキストコンソールを開いてログインし、次を入力します。
racadm config -g cfgServerInfo -o cfgServerPriority -i <
スロット番号
> <
優先度レベル
>
ここで、<
スロット番
号>(1~16)はサーバーの位置を表し、<
優先度レベル
> は 1~9 の数値になります。
例えば、スロット 5 のサーバーに優先度レベル 1 を設定するには、次のコマンドを入力します。
racadm config -g cfgServerInfo -o cfgServer Priority -i 5 1
電力消費量状態の表示
CMC は、システム全体の実際の入力電力消費量を提供します。
CMC ウェブインタフェースを使用した電力消費状態の表示
CMC ウェブインタフェースを使用して電力消費状態を表示するには、シャーシ概要 に移動し、電力 > 電源監視とクリックします。
電源監視ページには、電源正常性、システム電源状態、リアルタイム電力統計、およびリアルタイムエネルギー統計が表示されま
す。詳細については、『CMC オンラインヘルプ』を参照してください。
メモ: システムツリー > ステータスタブ の電源装置で電源冗長性状態を表示することもできます。
RACADM を使用した電力消費状態の表示
RACADM を使用して電力消費状態を表示するには、次の手順を実行します。
シリアル /Telnet/SSH テキストコンソールを開いて CMC に進み、ログインした後、次を入力します。
racadm getpminfo
210 電力の管理と監視