Users Guide
IOM がスタッキングモードの場合、スタック ID は初期電源投入中に MAC に設定されたマスター IOM のものと同じになります。
IOM のモードを変更しても、スタック ID は変更されません。たとえば、初期電源投入時に switch-1 がマスターだった場合、スタッ
クの MAC アドレスは、MAC アドレスに設定された switch-1 のものと同じになります。後で switch-3 がマスターになっても、
switch-1 の MAC アドレスがスタック ID として保持されます。
RACADM コマンドの getmacaddress により、MAC アドレス + 2 に設定された I/F MAC が表示されます。
IOM 用 VLAN の管理
IOM 用仮想 LANs(VLANs)は、セキュリティおよびその他の理由のために、ユーザーを個々のネットワークセグメントに分けるこ
とを可能にします。VLAN を使用することにより、32 個のポートスイッチで、個々のユーザーのためのネットワークを隔離すること
ができます。スイッチ上の選択されたポートを選択した VLAN と関連付け、これらのポートを別個のスイッチとして扱うこともで
きます。
CMC ウェブインタフェースでは、IOM に帯域内管理ポート(VLAN)を設定することが可能になります。
I/O Aggregator のモードをスタッキングからスタンドアロンに変更した後に、スタートアップ構成を削除し、I/O Aggregator をリ
ロードします。I/O Aggregator をリロードしている間、システム設定を保存する必要はありません。
関連タスク
CMC ウェブインタフェースを使用した VLAN の設定 、p. 186
CMC ウェブインタフェースを使用した VLAN の表示 、p. 187
CMC ウェブインタフェースを使用した IOM の現在の VLAN 設定の表示 、p. 187
CMC ウェブインタフェースを使用した IOM 用のタグ付き VLAN の追加 、p. 187
CMC ウェブインタフェースを使用した IOM 用 VLAN の削除 、p. 187
CMC ウェブインタフェースを使用した IOM 用のタグ無し VLAN のアップデート 、p. 188
CMC ウェブインタフェースを使用した IOM 用 VLAN のリセット 、p. 188
ウェブインタフェースを使用した IOM 上での管理 VLAN の設定
VLAN を I/O アグリゲータの帯域内管理を行うことができます。この VLAN は、使用前に導入されている必要があります。CMC で
は帯域内管理 VLAN 導入が可能です。スイッチの帯域内管理 VLAN は、次の基本設定が適用されることを必要とします。
● 有効化
● VLAN ID
● 優先順位
メモ:
Vlan 設定 ページでの管理 VLAN の設定には、シャーシ設定 権限が必要です。この権限は、特定のファブリック A、B、または C に
対する 管理者 権限に加え、IOM VLAN 設定にも必要です。
CMC ウェブインタフェースを使用して IOM の管理 VLAN を設定するには、次の手順を実行します。
1. システムツリーで シャーシ概要 へ移動し、ネットワーク > VLAN をクリックします。
VLAN タグ設定 ページが表示されます。
2. I/O モジュール セクションで、IOM 用の VLAN を有効化し、優先順位を設定して ID を入力します。フィールドについての詳細
は、『CMC オンラインヘルプ』を参照してください。
3. 設定を保存するには、適用 をクリックします。
RACADM を使用した IOM 上での管理 VLAN の設定
RACADM を使用して IOM 上で管理 VLAN を設定するには、racadm setniccfg –m switch-n -v コマンドを使用します。
● 次のコマンドで、特定の IOM の VLAN ID と優先順位を指定します。
racadm setniccfg -m switch -<n> -v <VLAN id> <VLAN priority>
<n> の有効値は 1~6 です。
<VLAN> に指定できる値は 1~4000、および 4021~4094 の範囲の数値です。デフォルトは 1 です。
入出力ファブリックの管理 185