Users Guide
表 38. featurecard -s コマンドによって返される状態メッセージ (続き)
状態メッセージ 処置
挿入されている機能カードが有効で、次の機能の FlexAddress が
含まれています:機能カードは別のシャーシ(svctag = ABC1234,
SD card SN = 01122334455)にバインドされています。
SD カードを取り外し、現在のシャーシ用の SD カードを取り付
けます。
挿入されている機能カードが有効で、次の機能の FlexAddress が
含まれています:機能カードはどのシャーシにもバインドされて
いません。
機能カードは、別のシャーシに移動したり、現在のシャーシで
再有効化することができます。現在のシャーシで再有効化す
るには、機能カードが取り付けられている CMC モジュールが
アクティブになるまで racadm racreset を入力し続けま
す。
シャーシ上でアクティブ化された全機能を表示するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -s
このコマンドを実行すると、次の状態メッセージが返されます。
Feature = FlexAddress
Date Activated = 8 April 2008 - 10:39:40
Feature installed from SD-card SN = 01122334455
シャーシ上にアクティブな機能が存在しない場合は、コマンドは次のメッセージを返します。
racadm feature -s
No features active on the chassis
Dell 機能カードには複数の機能が含まれている場合があります。シャーシ上で Dell 機能カードに含まれている機能のいずれかがア
クティブ化されると、その Dell 機能カードに含まれているその他の機能は異なるシャーシでアクティブ化できなくなります。この
場合、racadm feature -s コマンドは対象機能に関して次のメッセージを表示します。
ERROR: One or more features on the SD card are active on another chassis
feature コマンドおよび featurecard コマンドの詳細については、『Chassis Management Controller for Dell PowerEdge M1000e
RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
FlexAddress の非アクティブ化
RACADM コマンドを使用して、FlexAddress または機能 を非アクティブ化し、SD カードを取り付け前の状態に戻すことができま
す。ウェブインタフェースには、非アクティブ化機能はありません。非アクティブ化すると、SD カードは別のシャーシ上に装着し、
アクティブ化することが可能な元の状態に戻ります。この文脈では、用語 FlexAddress は FlexAddress と FlexAddressPlus の両方を
意味します。
メモ: SD カードは、物理的に CMC に取り付ける必要があります。また、非アクティブ化コマンドを実行する前には、シャーシ
の電源を切る必要があります。
カードが装着されていない状態、または異なるシャーシのカードを装着した状態で非アクティブ化コマンドを実行した場合、機能は
非アクティブ化されますが、カードに変更は加えられません。
FlexAddress 機能を非アクティブ化し、SD カードを復元するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm feature -d -c flexaddress
正常に非アクティブ化されると、コマンドが次の状態メッセージを返します。
feature FlexAddress is deactivated on the chassis successfully.
コマンド実行前にシャーシの電源を切らなかった場合、コマンドは失敗し、次のエラーメッセージが表示されます。
ERROR: Unable to deactivate the feature because the chassis is powered ON
このコマンドの詳細については、『Chassis Management Controller for Dell PowerEdge M1000e RACADM コマンドラインリファレン
スガイド』の feature コマンドの項を参照してください。
168 FlexAdress および FlexAddress Plus カードの使用