Users Guide
1. メザニンカードのファームウェアと BIOS をすべてアップデートします。
2. サーバーモジュールの BIOS をアップデートします。
3. サーバーモジュールの iDRAC ファームウェアをアップデートします。
4. シャーシ内の CMC ファームウェアをすべてアップデートします。冗長 CMC がある場合は、両方をアップデートするようにして
ください。
5. 冗長 CMC モジュールシステムではパッシブモジュールに、冗長なしのシステムでは CMC モジュール 1 つに SD カードを挿入し
ます。
メモ: FlexAddress をサポートする CMC ファームウェア(バージョン 1.10 以降)がインストールされていない場合、
FlexAddress の機能はアクティブ化されません。
SD カードの取り付け手順については、『Chassis Management Controller
(
CMC
)セキュアデジタル(
SD
)カ
ー
ド技術仕
様』
文書を参照してください。
メモ: SD カードには FlexAddress 機能が搭載されており、SD カードに格納されているデータは暗号化されています。システ
ム機能を妨げ、システムの誤作動を招く可能性があることから、いかなる複製や改変も行わないでください。
メモ: SD カードの使用は、1 台のシャーシのみに限定されています。シャーシが複数台ある場合は、必要な台数分の SD カー
ドを別途購入してください。
FlexAddress 機能のアクティブ化は、SD 機能カードが取り付けられている CMC を再起動時に自動的に行われます。これによ
り、この機能が現在のシャーシにバインドされます。SD カードを冗長 CMC システムに取り付けた場合は、冗長 CMC がアクテ
ィブになるまで FlexAddress 機能もアクティブ化されません。冗長 CMC のアクティブ化方法については、『Chassis
Management Controller
(
CMC
)セキュアデジタル(
SD
)カ
ー
ド技術仕
様』文書を参照してください。
CMC の再起動時に、アクティブ化プロセスを検証してください。詳細については、「FlexAddress アクティブ化の検証」を参照し
てください。
FlexAddress Plus のアクティブ化
FlexAddress Plus は、FlexAddress 機能と共に FlexAddress Plus SD カードで提供されます。
メモ: FlexAddress のラベルの付いた SD カードには FlexAddress のみが含まれ、 FlexAddress Plus のラベルの付いたカードには
FlexAddress と FlexAddress Plus が含まれます。機能をアクティブ化するには、カードを CMC に挿入する必要があります。
PowerEdge M710HD などの一部のサーバーでは、それらの設定方法に応じて、FA が CMC に提供できる数より多くの MAC アドレス
を必要とする場合があります。これらのサーバーでは、FA+ へのアップグレードにより WWN/MAC 設定の完全な最適化が可能にな
ります。FlexAddress Plus 機能のサポートを受けるには、デルにお問い合わせください。
FlexAddress Plus 機能をアクティブ化するには、サーバー BIOS、サーバー iDRAC、および CMC ファームウェアのソフトウェアアッ
プデートが必要です。これらのアップデートが適用されていない場合は、FlexAddress 機能しか使用できません。これらのコンポー
ネントの最低必要バージョンについての情報は、dell.com/support/manuals で『Readme』を参照してください。
FlexAddress 有効化の検証
SD 機能カードとその状態を検証するには、次の RACADM コマンドを使用します。
racadm featurecard -s
表 38. featurecard -s コマンドによって返される状態メッセージ
状態メッセージ 処置
機能カードが挿入されていません。 CMC をチェックして、SD カードが正しく挿入されていること
を確認します。冗長 CMC 構成では、SD 機能カードが取り付け
られている CMC がスタンバイ CMC ではなく、アクティブな
CMC であることを確認してください。
挿入されている機能カードが有効で、次の機能の FlexAddress が
含まれています:機能カードは、このシャーシにバインドされて
います。
処置の必要はありません。
FlexAdress および FlexAddress Plus カードの使用 167