Users Guide
RACADM を使用した電子メールアラートの設定
RACADM を使用して電子メールアラートの送信先にテスト電子メールを送信するには、次の手順を実行します。
1. シリアル /Telnet/SSH テキストコンソールを開いて CMC に進み、ログインします。
2. アラートの生成を有効にします。
racadm config -g cfgAlerting -o cfgAlertingEnable 1
メモ: SNMP と電子メールアラートの両方とも、設定できるフィルタマスクは 1 つだけです。フィルタマスクを既に設定し
ている場合は、手順 3 を省略することができます。
3. アラートが生成されるべきイベントを指定します。
racadm config -g cfgAlerting -o cfgAlertingFilterMask <mask value>
ここで、<mask value> は 0x0~ 0xffffffff の 16 進数値で、0x で始まる形式である必要があります。Table イベントトラップ
のフィルタマスク は、各イベントタイプのフィルタマスクを提供します。有効にするフィルタマスクの 16 進値の計算方法は、
「RACADM を使用した SNMP トラップアラート送信先の設定」の手順 3 を参照してください。
4. 電子メールアラートの生成を有効にします。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertEnable 1 -i <index>
ここで、<index> は 1~4 の範囲の値です。CMC ではインデックス番号を使用して、設定可能な最大 4 つの送信先電子メール
アドレスを区別します。
5. 電子メールアラートを受信する送信先電子メールアドレスを指定します。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertAddress <email address> -i <index>
ここで、<email address> は有効な電子メールアドレスで、<index> は手順 4 で指定したインデックス値です。
6. 電子メールアラートを受信する人の名前を指定します。
racadm config -g cfgEmailAlert -o cfgEmailAlertEmailName <email name> -i <index>
ここで、<email name> は、電子メールアラートを受信する人またはグループの名前で、<index> は手順 4 と 5 で指定したイ
ンデックス値です。電子メール名は、32 文字以内の英数字、ハイフン、下線、ピリオドで指定します。スペースは使用できま
せん。
7. SMTP ホストを設定します。
racadm config -g cfgRemoteHosts -o cfgRhostsSmtpServerIpAddr host.domain
ここで host.domain は FQDN です。
電子メールアラートを受け取る送信先電子メールアドレスは、最大 4 件設定できます。電子メールアドレスをさらに追加するに
は、手順 2~6 を繰り返します。
メモ: 手順 2~6 のコマンドは、指定するインデックス(1~4)の既存の設定をすべて上書きします。インデックスに既に
値が設定されているかを調べるには、:xracadm getconfig -g cfgEmailAlert — I <index> を入力します。イン
デックスが設定されていると、その値が cfgEmailAlertAddress インデックスが設定されていると、その値が
cfgEmailAlertEmailName オブジェクトに表示されます。
詳細については、dell.com/support/manuals にある『Chassis Management Controller for Dell PowerEdge M1000e RACADM コマ
ンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
126 アラートを送信するための CMC の設定