Users Guide
5. トラップアラートの送信先 IP アドレスを指定します。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsAlertDestIPAddr <IP address> -i <index>
ここで、<IP address> は有効な IP アドレスで、<index> は手順 4 で指定したインデックス値です。
6. コミュニティ名を指定します。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsCommunityName <community name> -i <index>
ここで <community name> はシャーシが属する SNMP コミュニティの名前で、<index> は手順 4 および 5 で指定したインデ
ックス値です。
メモ: CMC はデフォルトの SNMP コミュニティ文字列に public を使用しています。高いセキュリティを確保するため、デ
フォルトのコミュニティ文字列を変更し、空以外の値を設定することをお勧めします。
トラップアラートの送信先 IP アドレスを 4 つまで設定できます。送信先をさらに追加するには、手順 2 ~6 を繰り返します。
メモ: 手順 2~6 のコマンドは、指定するインデックス(1~4)の既存の設定をすべて上書きします。インデックスに既に
値が設定されているかを調べるには、racadm getconfig -g cfgTraps -i <index> を入力します。インデックスが
設定されていると、その値が cfgTrapsAlertDestIPAddr と cfgTrapsCommunityName オブジェクトに表示されま
す。
7. アラート送信先へのイベントトラップをテストするには、次を入力します。
racadm testtrap -i <index>
ここで、<index> は 1~4 の値で、テストするアラート送信先を表します。
インデックス番号がわからない場合は、次を入力します。
racadm getconfig -g cfgTraps -i <index>
電子メールアラートの設定
CMC が環境についての警告やコンポーネント障害などのシャー シイベントを検出した場合、1 つ、または複数の電子メールアドレ
スに電子メールアラートを送信するように設定できます。
CMC の IP アドレスから送信された電子メールを受け入れるように SMTP 電子メールサーバーを設定する必要があります。この機
能は通常、セキュリティ上、ほとんどのメールサーバーでオフになっています。これをセキュアな方法で行うための手順は、SMTP
サーバーに同梱のマニュアルを参照してください。
メモ: メールサーバーが Microsoft Exchange Server 2007 である場合、iDRAC から電子メールアラートを受信するには、そのメー
ルサーバー用に iDRAC ドメイン名が設定されていることを確認してください。
メモ: 電子メールアラートは IPv4 および IPv6 アドレスの両方をサポートします。IPv6 を使用する場合には、DRAC DNS ドメイ
ン名を指定する必要があります。
ご利用のネットワークに定期的に IP アドレスを解放し、異なるアドレスで更新する SMTP サーバーが存在する場合、指定した SMTP
サーバーの IP アドレスが変更されるときに、このプロパティ設定が機能しない期間が生じます。そのような場合は、DNS 名を使用
してください。
CMC ウェブインタフェースを使用した電子メールアラートの設定
ウェブインタフェースを使用して電子メールアラートを設定するには、次の手順を実行します。
1. システムツリーで シャーシ概要 に移動し、アラート > 電子メールアラート設定 をクリックします。
2. アラートの受信用 SMTP E-メールサーバー設定および E-メールアドレスを指定します。フィールドの詳細については、『CMC オ
ンラインヘルプ』を参照してください。
3. 設定を保存するには、適用 をクリックします。
4. E-メールのテスト で 送信 をクリックして、指定した E-メールアラートの宛先にテスト E-メールを送信します。
アラートを送信するための CMC の設定 125