Users Guide
3. アラートが生成されるべきイベントを指定します。
racadm config -g cfgAlerting -o cfgAlertingFilterMask <mask value>
ここで、<mask value> は 0x0 ~ 0xffffffff の 16 進値です。
マスク値を得るには、科学計算用電卓を 16 進モードで使い、<OR> キーで各マスクの第 2 値(1、2、4、...)を追加します。
たとえば、バッテリプローブ警告(0x2)、電源装置エラー(0x1000)、KVM エラー(0x80000)用トラップ警告を有効にするに
は、2 <OR> 1000 <OR> 80000 を入力して <=> キーを押します。
結果の 16 進値は 81002 で、RACADM コマンドのマスク値は 0x81002 です。
表 20. イベントトラップのフィルタマスク
イベント フィルタマスク値
ファンプローブエラー 0x1
バッテリプローブ警告 0x2
温度プローブ警告 0x8
温度プローブエラー 0x10
冗長性低下 0x40
冗長性喪失 0x80
電源装置警告 0x800
電源装置エラー 0x1000
電源装置がありません 0x2000
ハードウェアログエラー 0x4000
ハードウェアログ警告 0x8000
サーバーがありません 0x10000
サーバーエラー 0x20000
KVM がありません 0x40000
KVM エラー 0x80000
IOM がありません 0x100000
IOM エラー 0x200000
ファームウェアのバージョンが一致しません 0x400000
シャーシ電力しきい値エラー 0x1000000
SD カードがありません 0x2000000
SDCARD エラー 0x4000000
シャーシグループエラー 0x8000000
サーバースリーブがありません 0x10000000
ファブリックの不一致 0x20000000
4. トラップアラートを有効にします。
racadm config -g cfgTraps -o cfgTrapsEnable 1 -i <index>
ここで、<index> は 1~4 の値です。CMC はインデックス番号を使用して、トラップアラート用の設定可能送信先を最大 4 つ
まで識別します。送信先は適切にフォーマットされた数値アドレス(IPv6 または IPv4)、または完全修飾ドメイン名(FQDN)
で指定できます。
124 アラートを送信するための CMC の設定