Users Guide
RACADM を使用した FIPS モードの有効化
FIPS モードを有効にするには、次のコマンドを実行します
racadm config –g cfgRacTuning –o cfgRacTuneFipsModeEnable 1
。
FIPS モードの無効化
FIPS モードを無効にするには、CMC を出荷時のデフォルト設定にリセットします。
サービスの設定
CMC では、次のサービスの設定と有効化ができます。
• CMC シリアルコンソール — シリアルコンソールを使用した CMC へのアクセスを有効にします。
• Web サーバー — CMC ウェブインタフェースへのアクセスを有効にします。Web サーバーのオプションを無効にすると、リモート RACADM も同時に無
効になるので、
Web サーバーを再度有効にするには、ローカル RACADM を使用します。
• SSH — ファームウェア RACADM を介した CMC へのアクセスを有効にします。
• Telnet — ファームウェア RACADM を介した CMC へのアクセスを有効にします。
• RACADM — RACADM を使用した CMC へのアクセスを有効にします。
• SNMP — イベントに対して SNMP トラップを送信するよう CMC を有効にします。
• リモート Syslog — イベントをリモートサーバーに記録するよう CMC を有効にします。
メモ
: SSH、Telnet、HTTP、または HTTPS の CMC サービスポート番号を変更する場合は、ポート 111 などの OS サービスで一般的に使用
されるポートは使用しないでください。http://www.iana.org/assignments/service-names-port-numbers/service-names-port-
numbers.xhtml
で、Internet Assigned Numbers Authority(IANA)予約済みポートを参照してください。
CMC には、インターネット経由でクライアント間で暗号化されたデータを受け入れて転送する業界標準の SSL セキュリティプロトコルを設定した Web
Server がインストールされています。Web Server には、デルの自己署名 SSL デジタル証明書(サーバー ID)が含まれており、クライアントからのセキュ
ア
HTTP 要求を受け入れて応答します。このサービスは、ウェブインタフェースとリモート RACADM CLI ツールが CMC と通信するために必要です。
Web サーバーがリセットされた場合は、サービスが再び利用可能になるまで少なくとも 1 分間お待ちください。Web サーバーのリセットは通常、以下のい
ずれかのイベントが発生した結果です。
• ネットワーク設定またはネットワークセキュリティプロパティが CMC Web ユーザーインタフェースまたは RACADM を介して変更された。
• Web サーバーポートの設定が Web ユーザーインタフェースまたは RACADM を介して変更された。
• CMC がリセットされた。
• 新しい SSL サーバー証明書がアップロードされた。
メモ
: サービスの設定を変更するには、シャーシ設定システム管理者 権限が必要です。
リモートシスログは、追加の CMC ログターゲットです。リモートシスログを設定したら、新しい各ログエントリが CMC によって生成され、送信先に転送され
ます。
メモ
: 転送されるログエントリのネットワークトランスポートは UDP であるため、ログエントリが確実に配信されるという保証もなければ、ログエ
ントリが正常に受信されたかどうかを通知するフィードバックが CMC に送られることもありません。
88
CMC の設定