Users Guide
RACADM を使用したサーバー iDRAC ファームウェアのアッ
プデート
RACADM を使用してサーバー iDRAC ファームウェアをアップデートするには、fwupdate サブコマンドを使用します。詳細については、『DRAC および
CMC 向け Chassis Management Controller for Dell PowerEdge M1000e RACADM コマンドラインリファレンスガイド』を参照してください。
サーバーコンポーネントファームウェアのアップデート
CMC の 1 対多アップデート機能では、複数サーバー間でサーバーコンポーネントファームウェアをアップデートすることができます。サーバーコンポーネントの
アップデートには、ローカルシステム、またはネットワーク共有で使用できる
Dell Update Package を使用することが可能です。この操作は、サーバー上の
Lifecycle Controller 機能を活用することによって有効化されます。
メモ
: コンポーネントのファームウェアをアップデートするには、サーバーに対して CSIOR が有効化されている必要があります。以下のサーバー
で CSIOR を有効にするには、次の手順を実行します。
• 第 11 世代サーバー — サーバーを再起動した後、CTRL-E セットアップから システムサービス を選択し、CSIOR を有効にして変更を保存しま
す。
• 第 12 世代サーバー以降 — サーバーを再起動した後、F2 セットアップから、iDRAC 設定 > Lifecycle Controller を選択して CSIOR を有効
にし、変更を保存します。
ファイルからアップデート 方式では、ローカルシステムに格納された DUP ファイルを使用してサーバーコンポーネントファームウェアをアップデートすることが
可能です。必要な
DUP ファイルを使用して、ファームウェアをアップデートする個々のサーバーコンポーネントを選択することができます。SD カードを使用
して 48 MB のメモリサイズを超える DUP ファイルを保存し、多数のコンポーネントを一度にアップデートすることもできます。
メモ
:
• アップデートのために個々のサーバーコンポーネントを選択しているときは、選択したコンポーネント間に依存関係がないようにしてください。他のコ
ンポーネントとの依存関係のあるコンポーネントには、アップデート用に選択するとサーバーの機能が不意に停止する原因となるものがあります。
• サーバーコンポーネントは推奨されている順序でアップデートするようにしてください。順序に従わないと、コンポーネントファームウェアアップデートが
正常に行われない場合があります。サーバーコンポーネントファームウェアのアップデートの詳細については、「PowerEdge サーバーでのアップデー
トの実行に対して推奨されるワークフロー」を参照してください。
シングルクリックの全ブレードアップデート、またはネットワーク共有からアップデート方式では、ネットワーク共有に保存されている DUP ファイルを使用し
てサーバーコンポーネントファームウェアをアップデートすることができます。
Dell Repository Manager(DRM)ベースのアップデート機能を使用してネットワ
ーク共有に保存されている DUP ファイルにアクセスし、一度の操作でサーバーのコンポーネントをアップデートすることが可能です。Dell Repository
Manager
を使用してファームウェア DUP とバイナリイメージのカスタムリモートリポジトリをセットアップし、ネットワーク共有で共有することができます。
メモ
: シングルクリックですべてのブレードをアップデートする方法には、次の利点があります。
• 最小のクリック数で、すべてのブレードサーバーのすべてのコンポーネントをアップデートすることが可能。
• すべてのアップデートがひとつのディレクトリにパッケージ化されているため、各コンポーネントのファームウェアの個別アップロードが不要。
• サーバーコンポーネントをアップデートするためのより短時間かつ一貫的な方法。
• サーバーコンポーネントの必要なアップデートバージョンで標準イメージを維持することができ、一回の操作で複数のサーバーをアップデートするた
めに使用することが可能。
• Dell Server Update Utility(SUU)ダウンロード DVD からアップデートのディレクトリをコピー、または Dell Repository Manager(DRM)に必
要なアップデートバージョンを作成してカスタマイズすることができます。このディレクトリの作成には最新版の Dell Repository Manager は不要で
すが、
Dell Repository Manager バージョン 1.8 は、エクスポートされた M1000e インベントリに基づいてリポジトリ(アップデートのディレクトリ)を
作成するオプションを提供します。シャーシインベントリレポートの保存についての詳細は、「CMC ウェブインタフェースを使用したシャーシインベン
トリレポートの保存
」を参照してください。DRM を使用したリポジトリの作成の詳細については、dell.com/support/manuals で入手できる
『Dell Repository Manager Data Center バージョン 1.8 ユーザーズガイド』および『Dell Repository Manager Business Client バージョン 1.8
ユーザーズガイド』を参照してください。
Lifecycle Controller は、iDRAC を通してモジュールアップデートをサポートします。サーバーコンポーネントファームウェアモジュールのアップデート前に
CMC ファームウェアをアップデートすることをお勧めします。CMC ファームウェアをアップデートした後、CMC ウェブインタフェースのシャーシ概要 > サーバー
ファームウェアのアップデート
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